「人工肉」を口にしている人が日本でもじわりと増え始め、この分野に参入する企業も目立ち始めています。将来的な食料不足問題の解決策としても注目を集めている人工肉。その市場規模はどれくらいなのでしょうか。

人工肉は「植物肉」と「培養肉」の2種類

人工肉,増加,市場規模
(画像=Fedorova Ekaterina-84/Shutterstock.com)

人工肉とは一般的に、畜肉に代わるものとして食感や外観、香りなどを再現したもののことを指します。大きく分けて植物由来の「植物肉」と動物の細胞から培養した「培養肉」の2種類があり、近年は豆類やキノコ類などを原料にした植物肉が特に欧米で盛んに消費されるようになりつつあります。

人工肉がブームとなりつつあるのは、健康志向の高まりやベジタリアンの増加などが背景としてあります。日本を含むアジアではまだブームが顕著になってはいないものの、健康志向は日本においても高まりをみせており、今後、食卓に人工肉が並ぶ日が増えてくる可能性は十分にありそうです。

2023年度の市場規模は推計1,500億円

そんな人工肉の市場規模について、日本能率協会総合研究所が推計して発表しているデータがあります。

同研究所のレポートによれば、人工肉の世界市場規模は2017年度が800億円程、2020年には1,200億円規模まで膨らみ、2023年度にはさらに1,500億円まで伸びるとされています。2035年には10兆円規模になると分析しているアナリストもいます。

人工肉で有名な企業と言えば米ビヨンド・ミート社で、同社は植物肉による「ビヨンド・バーガー」の販売でベンチャー企業から上場企業へと成長を果たしました。ハンバーガー大手のバーガーキングも人工肉を使った商品を一部店舗で提供し始めており、既に広がりをみせていることが分かります。

市場規模、予想データをはるかに上回る!?

世界人口が今後も増え続けることが予想される中、食糧問題の解決に道筋をつけることは世界にとって喫緊の課題です。そのため、各国の政府も人工肉の研究・普及を何らかの形で後押しする可能性は大いにあり、その影響も後押しすれば市場規模が予想データをはるかに上回るかもしれません。(提供:ANA Financial Journal

【おすすめ記事 ANA Financial Journal】
PayPayは高額キャッシュバックをなぜこれほど頻繁に行えるのか
ところで、滝川クリステルさんが1億5,000万円保有する「国債」ってどんな商品?
年収1000万だとつらい……高所得者の実態とは?2019年ヒット記事10選
年収3,000万円世帯に人気の車は意外にも…?
年収5,000万になればできる高額な「大人の習い事」