アメリカでは一部の銀行を除き、口座の維持手数料が課されます。日本の銀行はこうした手数料はとっていませんでしたが、将来導入される可能性が出てきました。その理由は何なのでしょうか。導入された場合の代わりのお金の置き場所についても考えてみます。

アメリカでは当たり前の口座維持手数料

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(画像=PIXTA)

アメリカの口座維持手数料は多くが月10ドル前後です。中には月20ドルを超す銀行もあり、年間にすると口座を持っている人にとっては決して軽い負担であるとはいえません。ただ、一定金額以上を預金している場合や特定のサービスを利用する場合は口座維持手数料が無料になるケースもあります。

なぜ日本で導入の動きが?

ではこうした口座維持手数料を課す仕組みが元々ない日本で、なぜ最近導入の可能性が出てきたのでしょうか。その大きな理由は、口座を管理するコストが上がっていることと、低金利時代が長引いていることから銀行の収益が悪化していることです。

最近は反社会勢力や海外のテロ組織にお金が送金されないようにするため、昔よりもマネーロンダリング(資金洗浄)対策に銀行側が費用を使うようになっています。銀行側には収益の低下に加えてこうした事情があるため、打開策として口座維持手数料の導入を検討しているわけです。

2020年には一部の大手銀行が、一定期間にわたって稼働していない口座に手数料を課す可能性が出てきています。

別なお金の預け場所を検討する?

お金を貯めるための口座に費用が掛かってしまうのは、少し損をした気持ちになるかもしれません。その場合、銀行口座の代わりになるお金の置き場所はどこが良いのでしょうか。候補の一つが「証券口座」で、今のところ口座の種類を問わず手数料が無料であることが主流です。

口座維持手数料の導入は、自分が使っている銀行でもいずれ導入されるかもしれません。そのときに預貯金をどのように管理するのか、早めに考えておきたいものです。(提供:ANA Financial Journal

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