リーダー・先輩が取り組むべき職場環境の改善策⑤
(画像=PIXTA)

新人が長く働くには「業務に対して前向きになってもらう」取組みが欠かせない。ここでは職場環境と仕事意識の改善につながる具体的な工夫や制度を紹介する。

工夫1

責任ある仕事を任せる
新人が担当できる仕事を任せて充実感や働く意味を見出してもらう

製造業は機械部品などの製品・商品を製造し、卸小売業はそれらを販売する──こうした目に見える物を扱う業界と違い、金融機関はお金という目に見えない商品を取り扱う。しかも商品の内容は、どの金融機関でも大差はない。

それもあって、金融機関の業務内容は比較的分かりにくい。理屈上で分かった気がしても、実際に理解するのは難しい業種だ。

このため、新人は配属された営業店におけるわずかな経験で「金融機関の業務は自分のやりたいことと違う」「職業適性が合わない」などと短絡的に判断して、気持ちが退職に傾くことがあると思われる。

さらに営業店における業務は多岐にわたり、専門的な知識も求められる。一般的な新人教育では、短期間で各部署の業務を広く浅く経験させ、金融業務全般のイメージを把握させるが、時には雑用に近い仕事もある。すると「つまらない」「人材育成に積極的でない」と誤解されてしまう危険性もある。

お客様からのお礼が金融機関人としての喜び