高齢,不安,解消
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財産を多めに遺してあげたい方はいませんか

遺産分割で相続人同士が揉めがちなケースとして、相続人のうちの1人が被相続人の身の回りの世話などをしていたケースが挙げられる。

例えば、2人姉妹のうち妹は他県に嫁ぎ、姉は高齢の親と同居して食事の世話や病院への送り迎えなどをしていたとする。この場合、同じ子どもでも、年に数回しか帰ってこない妹と、日常的に身の回りの世話をしている姉とでは、親への寄与度合いが相当に違ってくる。

親としては、身の回りの世話をしてくれた姉に他の相続人よりも多く財産を遺してあげたいと考えるし、姉としても、他の相続人より多めに財産をもらいたいと考えるだろう。

法律上も、相続人の中に被相続人の仕事を手伝ったり療養看護をしたりして、被相続人の財産の維持・増加に寄与した人がいるときには、その寄与分を遺産全体から差し引き、その者の相続分に加えることが認められている(民法904条の2第1項)。さらに、昨年7月からは、相続人以外の親族が「特別寄与料」を請求することもできるようになった。

希望がある場合は遺言が有効だと伝える