企業業績の拡大によって値上がりが期待できるグロース株と、本来の価値よりも割安なバリュー株。より手堅く、安定的な投資に向いているのは後者です。この記事ではバリュー株投資にあたって、銘柄の見極め方やリスクを分散する購入方法について解説します。

安定した株主還元が期待できる銘柄を選ぼう

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(画像=leungchopan/Shutterstock.com)

グロース株の魅力は、何といっても株価の上昇によって得られる値上がり益(キャピタルゲイン)です。例えばファーストリテイリングの株価はここ10年で5倍に上昇しました。ただし、グロース株は値動きが比較的激しいだけに、タイミングを間違えると大損しかねません。

一方、より安定した利回り確保やインカムゲイン(配当収入などのキャッシュフロー)も重視したい投資家におすすめしたいのがバリュー株です。バリュー株とは、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)の低い銘柄、つまり業績や財務状態が比較的堅実なのに、株価が安い銘柄です。

割安に放置されているだけに、比較的値崩れしづらいのが特徴で、配当利回り(配当額を株価で割った数値)が高い銘柄が多いのも魅力の一つです。

「日経高配当株50」(日経平均構成銘柄の中から抽出した高配当50銘柄)の平均配当利回りは5%近くに達しており、日経225種の平均2%前後を大きく上回っています。「日経高配当株50」の構成銘柄は、総合商社・銀行・証券・保険・通信といった業種で占められています。

超低金利が続き、銀行にお金を預けていてもほとんど利息は付きません。欧米でも金利切り下げが続く中で、投資家は企業配当に注目し始めています。最近は企業も株主還元指向を強めており、配当利回りはさらなる上昇が期待できます。

ドルコスト平均法で高値づかみを回避しよう

いくらバリュー株の値動きが安定しているといっても、あくまで株式なので常に元本割れのリスクを抱えています。とくに投資初心者がやりがちなのが、相場が天井圏のときに手を出してしまう「高値づかみ」です。

株は安いときに仕込んで高いときに売るのがセオリーですが、株価の天井・底値を読むのはベテランでも困難です。そこでおすすめしたいのが「ドルコスト平均法」です。定期的に一定額を買い続けることで、購入コストが平準化され、「高値づかみ」を回避できます。(提供:ANA Financial Journal

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