世界的な低金利動向が続いており、国債や格付けの高い社債で運用してもリターンは稼ぎにくくなっています。そこで注目を集めているのがハイ・イールド債投信、高い利回りが期待できます。一方、ハイ・イールド債に関しては、いくつか注意しなければならないリスクがあります。記事ではハイ・イールド債のメリットとリスク、投資方法を紹介します。

キーワードは低格付け・高利回り・信用リスク

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(画像=Olha Yefimova/Shutterstock.com)

国内ではほとんど発行実績のないハイ・イールド債ですが、アメリカでは社債発行市場のおよそ3割がハイ・イールド債で占められており、その発行残高は1.3兆ドルにのぼります。

ハイ・イールド債の特徴は、低格付け・高いリターン・高い信用リスクの3つです。

低格付け

S&Pやムーディーズといった格付け機関は、ソブリン債(政府・政府機関が発行する債券)や社債を、償還時における元本返済能力によって数段階に格付けしています。

最上級のAAAからBBBまでは投資適格とされ、BB以下は投機格付けです。ハイ・イールド債とは、このBB格以下の公社債です

高利回り

金利動向によって変わりますが、ハイ・イールド債の利回りは、米国債金利に4〜5%のスプレッド(上乗せ金利)が乗せられるようです

高い信用リスク

高い利回りと引き替えに、信用リスク、つまりデフォルト(元利返済不能)の可能性は高いとされています。ちなみにハイ・イールド債の2018年デフォルト率は2%ですが、中でも格付けの低いCCC格以下の場合は25%を超えます。

ハイ・イールド債に投資するには

最後に、ハイ・イールド債に投資する方法を紹介します。

真っ先に思い浮かべるのは直接購入です。国内証券会社でも海外公社債を販売していますがその種類は限られており、ハイ・イールド債に関しては現状取り扱いがありません。

もう1つは投資信託です。ハイ・イールド債の投信は国内各証券会社で取り扱っており(各社合計で約200種類)、いずれも1〜2万円の少額から購入可能です。 (提供:ANA Financial Journal

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