カードローンを利用する際、まず気になるのが審査内容だ。「通るか、通らないか」という不安を抱かないためにも、基本的な判断項目は把握しておきたいもの。ここでは銀行系・消費者金融系の違いも含めて、カードローンの審査や信用情報への影響について解説する。

目次
1,カードローンの審査内容
2,カードローンの審査基準と審査難易度 各社の必要年収は?
3,銀行系と消費者金融系の審査内容の違い
4,カードローンの審査に通らない3つの理由
5,カードローン利用が信用情報へ与える影響は?

1,カードローンの審査内容 安定収入、総量規制

カードローン,審査内容,年収
(画像=ADragan/Shutterstock.com)

お金を貸す側としては、借り手が返済できるかどうかがポイントであり、審査では当然その「返済能力」を見ることになる。返済能力は、どんな要素で判断されるのだろうか? 各社の申し込み項目を見てみよう。

消費者金融・アイフルの公式サイトには、正式な申し込みの前に借り入れできるかどうかを仮診断する「1秒診断」というサービスがあり、そこでは「年齢」「雇用形態」「年収」「他社借入額」の入力が求められる。アコムの公式サイトにも「3秒診断」という似たサービスがあり、「年齢」「年収」「他社借入額」を入力する必要がある。

これを踏まえると、勤め先や職種、勤続年数、持ち家の有無などは審査であまり重視されないと考えていいだろう。では、カードローンの審査は何をポイントにしているのだろうか。

審査ポイント1,安定した収入があるかどうか

カードローンを利用するのは、基本的にお金に困っている人だ。高い限度額を望まなければ、審査でも高年収は求められないだろう。安定した収入があり、滞ることなく返済を継続できることが見込める場合、基本的には審査にパスできると言われている。

審査ポイント2,総量規制を超えないか

総量規制とは、すべての貸金業者からの借入を合計した金額が「年収の3分の1」を超えないよう規制する貸金業法の決まりのこと。これにより、年収300万円の人であれば、貸金業者からの借入は100万円が上限となる。

よって、貸金業者からの借入のある人が新たにカードローンに申し込む場合、借入総額が年収の3分の1を超えないような限度額が設定されることになる。すでに借入総額が年収の3分の1を超えていたり、超えそうだったりする場合は審査に通らない可能性が高い。

銀行は貸金業法の規制下にないため、銀行系カードローには総量規制は適用されないが、自主規制として、すでに借り入れている金額を考慮して審査を行っている。そのため、すでに多額の借入がある人は新たなカードローンの審査では不利と言える。

なおカードローンの審査では、住宅ローンや自動車ローンなど目的別ローンの残債額が審査に影響することはない。

2,カードローンの審査基準と審査難易度 各社の必要年収は?

カードローンの審査基準は各社とも非公開となっており、その審査難易度についてもはっきりしたことはわからない。だが総量規制を考えれば、借入限度額の3倍以上の年収がなければ審査に通らない可能性が高いだろう。

最も低い借入限度額を設定する場合に必要だと思われる年収額を、代表的なカードローン別で一覧にした。

カードローン名 審査通過に必要だと推測される年収
アコム 18万円
アイフル 18万円
SMBCモビット 18万円
プロミス 18万円
レイクALSA 18万円
みずほ銀行カードローン 12万円
三井住友銀行カードローン 30万円
三菱UFJ銀行カードローン 30万円
イオン銀行カードローン 30万円
りそな銀行カードローン 30万円

思いのほか低いと感じたかもしれないが、これは最も低い借入限度額を前提としているので、実際の利用時の年収条件はこれより厳しくなると考えられる。たとえば、限度額50万円のカードローンの審査であれば、年収180万円以上はあったほうがいいだろう。

3,銀行系カードローンと消費者金融系カードローンの審査内容の違い

全般的なカードローンの審査内容を紹介してきたが、銀行系と消費者金融系では、審査基準に何らかの違いがあるのだろうか?

銀行系カードローンの審査 消費者金融よりも厳しい審査基準

銀行系カードローンは総量規制の適用外だが、自主規制により消費者金融系カードローンよりも少し厳しい審査基準が設定されているようだ。銀行系カードローンは初めてカードローンを利用する人向けに設計されていると言われており、過去にカードローンを利用したことがある人は審査で不利になるという話も聞く。

消費者金融系カードローンの審査 他社からの借入金額

消費者金融系カードローンでは、他社からの借入の有無とその金額が審査のポイントになっているようだ。借入額が多いと、審査でマイナスに働くと思われる。

4,カードローンの審査に通らない3つの理由

ここまでカードローンの審査内容を見てきたが、ここからは審査に通らない理由として考えられるものをピックアップしていこう。

理由1,安定収入がない

無職や日雇いの人は、安定収入がないと見なされて審査に通らない可能性が高い。専業主婦の場合は、夫に収入があれば借入ができることが多い。「イオン銀行カードローン」のような銀行系カードローンのほうが手続きは簡易なので、主婦向けのカードローンを打ち出す銀行も少なくない。

理由2,過去に滞納履歴がある

過去にクレジットカードやローン、携帯電話の分割払いなどで延滞があると信用情報に傷がついてしまう。これは明らかなマイナス要素であり、審査で落とされる可能性が非常に高くなる。

理由3,複数のカードローンで借入がある

複数(4社程度)のカードローンで借入があると多重債務者と見なされ、やはり審査で落とされる可能性が高くなる。

5,カードローンは利用しただけで信用情報が損なわれるのか?

カードローンを利用すると「お金に困っている人」というレッテルを貼られ、信用情報に傷を残すことになるのではないかと思う人もいるだろう。だが、返済を延滞するなどの問題を起こさなければ、信用情報が損なわれることはなく、完済に至ればむしろ「借りたお金をきちんと返済する人」という記録になる。

借入自体が傷になることはない。借りたお金を、遅延なく完済することが肝要だ。

文・モリソウイチロウ(ライター)/MONEY TIMES

【関連記事 MONEY TIMES】
iDeCo(イデコ)を40代から始めるのは遅いのか
iDeCo(イデコ)をSBI証券で始める場合の手数料は?他の証券会社と比較
楽天証券でiDeCo(イデコ)を始めるメリット
「楽天ブラックカード」の魅力 最上位クレジットカードのインビテーションや年収条件も紹介
ポイント還元率の高いクレジットカード11選