「投資を始めるなら、分散投資がいい」。そんなアドバイスを受けたことがある人は多いのではないでしょうか。しかし、分散投資は富裕層が資産を守るための投資手法です。億単位の資産を持たない一般人が、効率よく資産を増やすためには、実は集中投資が適しています。

そもそもなぜ投資先は分散すべきといわれるのか?

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(画像=JETACOM AUTOFOCUS/Shutterstock.com)

「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。一つのカゴに卵を盛ると、カゴを落としたとき、すべての卵が割れてしまいます。しかし、複数のカゴに卵を分けて入れておけば、一つのカゴが落ちてしまったとしても、他のカゴの卵は影響を受けません。

この格言をもとに、特定の金融商品だけでなく複数の金融商品に投資することを、分散投資といいます。分散投資は、理論上リスクを下げる効果があることから、投資初心者をはじめとして多くの人に支持されています。

富裕層が分散投資を選ぶ理由とは

多くの人に支持される分散投資ですが、果たしてその運用方針は、本当に正しいのでしょうか。アメリカを代表する投資家であるウォーレン・バフェット氏は、「分散は無知に対するヘッジだ」と痛烈な言葉を述べています。

勉強や情報が不足している状態を前提とするなら、一つの金融商品に投資するより、複数の金融商品に分散投資したほうがリスクは下がります。しかしそれでは、既存の資産を守ることはできても、大きなリターンを得ることはできません。

億単位の資産を持つ富裕層の中には、投資で利益をあげることより、資産保全を目的として運用している人がたくさん存在します。つまり、分散投資は富裕層が資産を守るための運用方針としては効果的ですが、積極的に資産を増やしたい人にはあまり意味がないのです。

富を築くには集中投資が効果的

投資によって積極的に資産を増やしたいなら、分散投資ではなく集中投資を選びましょう。分散投資が守りの投資であるのに対し、集中投資はいわば攻めの投資です。

勉強や情報収集に基づいて仮説を立て、今後成長が見込めるいくつかの銘柄を選んだら、そこに集中的に資金を投じます。仮説を立てたうえで投資すれば、自然とその後の株価に注目することになり、予想が外れたときは「なぜ外れたか」を考える癖がつきます。

こうやって少しずつ投資感覚を磨いていけば、いつしか巨万の富を築ける可能性があります。

分散投資はリスクヘッジにはなりますが、積極的に資産を増やせる運用方法ではありません。富を築きたいのなら、勉強や情報収集に時間がかかっても集中投資を選ぶほうが効果的です。(提供:ANA Financial Journal

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