企業価値が10億ドル以上の非上場企業のことを、ギリシャ神話に登場する架空の一角獣の名前を使い「ユニコーン」と呼びます。それだけ急成長を遂げることが稀な存在であるということでしょう。ユニコーンのランキングをみれば次の有望な市場がどこなのか見えてくるのです。

ユニコーン世界のトップ10

世界のユニコーンランキングから考える次の有望市場とは
(画像=XanderSt/Shutterstock.com)

調査会社の米CBinsightsが公表しているユニコーンを対象とした企業価値データを使います。データは2019年12月時点のもので、世界のユニコーン425社のうちトップ10を紹介します。

ユニコーン企業価値ランキング・トップ10

1位:Toutiao/Bytedance(中国)750億ドル

2位:Didi Chuxing(中国)560億ドル

3位:JUUL Labs(アメリカ)500億ドル

4位:SpaceX(アメリカ)333億ドル

5位:Stripe(アメリカ)352億ドル

6位:Airbnb(アメリカ)350億ドル

7位:Kuaishou(中国)180億ドル

8位:One97 Communications(インド)160億ドル

9位:Epic Games(アメリカ)150億ドル

9位:DJI Innovations(中国)150億ドル

1位の「Toutiao(Bytedance)」は日本円にして8兆円以上という企業価値を誇っています。この企業は日本でもブームの動画投稿アプリ「TikTok」や、ニュースアプリ「今日頭条」などを開発・運営していることで知られており、香港市場での上場を検討していることが2019年10月に報じられています。

2位も中国の「Didi Chuxing」がランクインしています。Didi Chuxingは中国のライドシェア大手で、日本でもソフトバンクと組んでタクシー配車アプリ事業を展開しています。ライドシェア領域では、かつてユニコーンだった米ウーバーがアメリカ市場で今年上場し注目を集めました。

4位の「SpaceX」は、アメリカのEV(電気自動車)大手テスラのイーロン・マスク氏が共同設立者。同社は宇宙への輸送に関する事業開発に力を入れています。

5位の「Airbnb」は、シェアリングエコノミー(共有経済)の代表格とも言える民泊事業で急成長した企業です。Airbnbは2020年にIPO(新規公開株式)を行う予定であることが報じられています。

ランキングは今後どう変化する?

動画投稿アプリ、ライドシェア、宇宙事業、民泊など、ユニコーンたちが手掛けるこうした事業領域には、市場規模の拡大が予測されている分野が多く含まれています。来年、そして再来年のランキングがどう変化していくのか気になるところです。

(提供:ANA Financial Journal

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