金融
(画像=Andrey_Popov/Shutterstock.com)

お客様から相続預金の払戻しの依頼を受けましたが、遺言や遺産分割協議書がなく、相続届のみを提出されました。この場合、相続届のどのような点を確認すればよいのでしょうか。

本連載では、相続預金の払戻しや名義変更時に必要となる書類の見方を解説します。

第1回目は「相続届」です。相続届は、預金者の死亡の事実と、自店で預かっている預金や投資信託等の財産について、その承継者を示した書類です。様式は各金融機関が独自に定めていて、名称も「相続関係届出書」「相続確認表」「相続手続依頼書」など様々です。

金融機関は、預金者が死亡したことを知った時点で、死亡した預金者の預金口座の凍結をしなければなりません。相続が発生したことを知っていて、金融機関が特定の相続人からの払戻しに応じた場合、二重払いを求められるおそれがあります。適切な遺産分割の手続きに則って対応しなければなりません。

ケースによって記載内容は異なる