40代を超えると急に体調を崩しやすくなる人も多くなり、これまで以上に健康への意識を高める必要があります。体調を崩す原因を理解し、自身の身体の状態を客観的に把握することも重要です。

原因はさまざまですが、40歳を超えたあたりから体力や免疫の機能などが低下し「何となく調子が悪い」という状態になりやすくなります。40代はまだまだ働き盛りであるため、体調不良の原因を明確にして対策をする必要があるでしょう。

特に身体の不調はメンタルにも大きな影響があり、無気力や脱力感、漠然とした不安感に襲われることも少なくありません。健康を維持することは仕事を続けていくためにも重要です。

この記事では、40代以降の更年期障害の原因や対策を紹介します。

女性だけでなく男性も更年期障害になる

更年期障害
(画像=PIXTA)

「更年期障害」と聞くと、女性の体調不良をイメージする人が多いでしょう。女性の場合、一般的に「更年期」とは閉経前後の約10年間を意味します。しかし、男性も同様の年齢になると更年期障害のような症状が現れます。

40代以降の体調不良の原因は?

40代の体調不良には様々な原因がありますが、更年期障害には男女問わず注意する必要があります。

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更年期障害は、身体が正常に機能するように体内で分泌される性ホルモンの低下によって起こります。

そもそもホルモンとは

ホルモンは脳下垂体、甲状腺、すい臓、精巣や卵巣などの内分泌腺から分泌される、身体の健康を維持するためのメッセージ物質です。そのためいろいろな機能を調整していて、その種類は現在100種類以上見つかっています。

女性ホルモンには、月経や生殖に関わることだけでなく、骨粗しょう症を防いだり、コレステロール値を下げるといった作用もあります。

更年期による女性ホルモン低下は、ホットフラッシュと呼ばれるほてりやのぼせなどの症状が原因で不眠が生じることもあります。また、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが不足することで、感情がコントロールできずにイライラしたり、とさまざまな不調が現れます。

さらに代謝が落ちるため体重が増え、肥満、脂質異常症、動脈硬化が起こりやすくなります。

男性ホルモンの低下が招くのは、どのような病気か?

男性も女性と同じように、加齢とともに男性ホルモンが低下し体調を崩しやすくなります。男性ホルモンは筋肉や骨の形成に大きくかかわっており、自律神経を正常に保つ役割もあります。

40代以降、男性ホルモンの量が低下することで、自律神経が乱れて体調を崩しやすくなります。さらに、男性ホルモンは行動力や判断力を高める効果もあるため、分泌量の低下によって精神的に不安定になります。環境の変化や睡眠不足など身体にかかる負担が大きくなると、自律神経失調症などにつながる可能性もあります。

また、メタボリックシンドロームから動脈硬化、心血管疾患などの病気へ至るケースもあります。

男性ホルモンの低下は、女性の閉経のように明確なサインがないため、自覚しづらいことも知っておいた方が良いでしょう。ホルモンの低下を自覚できず、一人で問題を抱え込み、対策が遅れてしまうということも起こりえます。

ホルモンの低下を防ぐには?

まずは、ホルモン分泌の減少は、誰しもに起きることであると理解することが重要です。

その上で、食生活、飲酒や喫煙といった生活習慣を見直す必要があるでしょう。また、ストレスをためすぎないことや、適切な睡眠、適度な運動を意識することも大切です。

これらの生活習慣は、早い段階から意識しておくべきという点にも注意が必要です。20代、30代の生活習慣が更年期の健康状態、そしてそれ以降にも大きく影響するリスクがあることを知っておきましょう。

身体からの信号に耳を傾けられるようになろう

40代で起こる体調の変化は、身体からの信号と捉えることができます。不調や異変の派生は身体が必死に助けを求めている証拠なのです。「まぁそれほど気にすることはないだろう」と無視せずに向き合うことで、より長く心身ともに健康な状態を保つことができる可能性が高まります。

また、男女ともに更年期障害については周囲の理解が最も重要です。可能であれば周囲にも協力をあおぐようにしましょう。会社にも状況を理解してもらった上で協力してもらえればベストですが、現実的に難しい場合もあります。その際にも、可能な限りの手段を講じるようにしましょう。

特に男性は、男性の更年期障害自体があまり知られていない現状があるので、「男性にも更年期障害がある」ということをまずは理解して、できることから対策を始めてみてはいかがでしょうか。