モトリーフール米国本社、2020年3月5日投稿記事より

新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる最近の株式市場の急落により、景気後退への懸念が高まっています。

いつ、どのように米国経済が悪化するのかはまだ分かりませんが、投資家として最大限できることの一つとしては、景気後退に強い銘柄に投資することです。

このような銘柄として、ウェイスト・コネクションズ(NYSE:WCN)、ネクステラ・エナジー(NYSE:NEE)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(NYSE:JNJ)の3つが挙げられます。

変動
(画像=Getty Images)

ウェイスト・コネクションズ:景気低迷をものともしない銘柄

我々が排出する廃棄物(ごみ)の量は景気循環で変動するわけではないので、固形廃棄物処理会社である同社は、景気後退時を通じて保有するべき手堅い銘柄です。

同社は、非危険廃棄物の収集、廃棄、リサイクルの各サービスを、米国42州とカナダ6州で700万以上の顧客に対し提供しています。

また、同社は資源開発(E&P)や油田事業における産業廃棄物処理分野での主要な事業者です。

成長へのアプローチは主に次の2通りです。

一つは、独占的なサービス提供契約による安定的な収入の確保、そして新しい市場を獲得するための買収です。

2019年には総額およそ8億3,800万ドル、21件の買収を行い、それにより収入は9.5%増の54億ドル、営業キャッシュフローは9.2%増の15億ドルとなりました。

純利益は、法人税の増加と減損処理の影響で増加幅は小さく、4%増でした。

2020年は少なくとも6%の増収が見込まれており、さらに買収が行われれば、それを上回る可能性もあります。

昨年は配当を15.6%増やしており、同社は相場が下落しているときに保有すべき最良の銘柄といえます。

ネクステラ・エナジー:再生エネルギーに注力する電力サービス関連の配当銘柄

公共サービス事業は景気循環に左右されにくく規制が厳しい業種であることから、公共サービス銘柄は景気後退時に買い増すのに大変適しています。

ただし、景気後退時でも少なくともある程度の収益を受け取れるよう、成長力と配当可能性のある銘柄であることが重要です。

ネクステラ・エナジーはこのような条件を満たします。

同社は、2つの子会社フロリダ・パワー・アンド・ライトとガルフ・パワーを通じ、従来型の電力サービスを500万以上の顧客に提供する一方、別の子会社「ネクステラ・エナジー・リソーシズ(NEER)」を通じて再生エネルギーの発電所やパイプラインを建設・運営し、電力を販売しています。

NEERは過去数年間で再生エネルギーのインフラに200億ドル以上を投資し、世界最大手の風力発電・太陽光発電の電力事業者となっています。

このように大規模な公共サービス・再生エネルギー事業を営んでいることから、ネクステラ・エナジーは保有するのに最良の公益銘柄です。

2004年以降の一株当たり調整後利益の年平均成長率(CARG)は8.4%、配当のCARGは9.4%です。

同社は2022年までに、年間120~140億ドルを、コスト低減を可能にする風力や太陽光技術など様々な成長プロジェクトに投資する計画で、利益は順調に伸びると思われます。

年間の配当の伸びが10%を超す可能性に加え、2%の配当利回りを持つことから、注目すべき低リスク銘柄といえます。

ジョンソン・エンド・ジョンソン:景気が落ち込んでも、ヘルスケアは落ち込まず

世界最大のヘルスケア企業で、医薬品、医療機器、消費者向け製品という同社の各事業は、景気がどんなに悪化しようとも需要があります。

2019年の売上は821億ドルで、その半分は医薬品部門からのものでした。

同部門の製品は、感染性疾患、免疫性疾患、腫瘍、神経性疾患、心臓血管疾患などを対象としています。

医療機器部門が売上第2位で、同社の売上のおよそ3分の1を占めています。

同社は合併・吸収(M&A)による成長でなく、内部成長を優先しており、昨年は研究開発に114億ドルを費やしました。

同社は57年間連続で増配しており、直近では2019年4月に配当を5.6%引き上げました。また、同銘柄は過去の景気後退時にも増配し、株価をすぐに回復させています。

同社は新型コロナウイルス感染症に対する治療法やワクチン開発に取り組んでいますが、このようなヘルスケア分野における革新的なリーダーシップは同銘柄の強みです。(提供: The Motley Fool Japan


免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Neha Chamariaは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、ウェイスト・コネクションズ株、ネクステラ・エナジー株、ジョンソン・エンド・ジョンソン株を保有し、推奨しています。