2016年のリオデジャネイロ五輪の閉会式で行われた引継ぎイベントでは、日本の安倍首相が任天堂のゲームキャラクター「マリオ」に扮して登場し、イベントの映像上では「マリオ」のほか、「ドラえもん」「ハローキティ」「キャプテン翼」、ゲームキャラクターの「パックマン」も登場しました。東京五輪イヤーの今年、日本のアニメ・ゲームキャラクタービジネスが新たな成長を迎えそうです。

政府の成長戦略に組み込まれるアニメ

ガンダム
(画像=Gilang Prihardono/Shutterstock.com)

一般社団法人日本動画協会が2019年12月に発表した「アニメ産業レポート2019」では、アニメ産業の市場規模を2兆1,814億円と試算しています。6年連続で市場規模が拡大中の成長産業でもあります。

また、日本政府が成長戦略として掲げる「クールジャパン戦略」の官民連携プラットフォームでは「アニメ」「マンガ」「音楽」「放送」がコンテンツ企業群として位置づけられ、アニメ産業は今や国策です。

実物大ガンダムが機動?!

アニメ・ゲームキャラクターは今、企業にとって需要を喚起できる集客コンテンツとして、ビジネス上でも積極的に活用されています。

和雑貨の物販を展開する和心は、漫画雑誌「モーニング」に連載、テレビアニメ化もされた「鬼灯の冷徹」とコラボして、かんざしを商品化しました。

横浜の山下ふ頭には、イベントスペースの「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が2020年10月にオープン予定で実物大の動く「機動戦士ガンダム」が登場することが発表されています。

過去には、これまでにも機体にポケモンキャラクターがラッピングされた航空機も登場し、「新世紀エヴァンゲリオン初号機」はJR西日本の新幹線にも描かれました。

IP(知的財産)ビジネスで加速

こうしたなか、キャラクタービジネスのモデルとして近年高まっているのがIP(知的財産)ビジネスです。IPビジネスは、作品自体を販売して収益化することにとどまらず、自身の知的財産を販売または貸与、異業種などとコラボすることによって収益に厚みをつけるビジネスモデルです。

2019年7月に東京証券取引所に新規上場したブシロードはそのIPビジネスを標榜している企業です。キャラクタービジネスは新たな成長段階に突入しています。(提供:ANA Financial Journal

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