執筆者:株式会社ZUU
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※未成年者の飲酒は法律で禁じられています。

20歳を迎えてお酒を飲めるようになると、友人や職場の同僚と飲み会をする機会も増えてきます。今回は、「ビールやカクテルは気軽に飲めるけれど、日本酒ってよくわからない……」という人のために、日本酒の基礎知識を分かりやすく解説します。基本だけでもおさえておけば、飲み会で周りから一目置かれるかもしれませんよ!

基本その1 日本酒は醸造酒!お酒の作り方の基本

日本酒,種類
(画像=PIXTA)

お酒には、製造方法の違いにより「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」の3種類があります。日本酒は「醸造酒」に分類されます。醸造酒は、原料を発酵させてアルコール分を作るお酒です。

発酵には糖分が必要なのですが、日本酒の原料である米に糖分は含まれていません。そこで糖分を生み出すために麹(こうじ)を使って米を糖化させる工程が入ります。

日本酒は糖化とアルコール発酵を同時に行う「並行複発酵」という方法で作られます。並行複発酵は世界でも珍しく、非常に難易度の高い醸造法です。日本酒の絶妙な味わいはこの醸造方法によって生まれています。

基本その2 日本酒の味は4種類

日本酒の味を大きく分けると「濃醇辛口」「濃醇甘口」「淡麗辛口」「淡麗甘口」の4種類。日本酒の味は、酸味と旨味のバランスで決まります。日本酒の商品ラベルなどには、酸度の数字と日本酒度(旨味に関する数値)の数字が表示されていることをご存じでしょうか。

酸度が高いものを「濃醇」、低いものを「淡麗」と呼びます。また日本酒度が高いものは「甘口」、低いものは「辛口」です。

基本その3 日本酒は冷たくても熱くても飲める

日本酒は、どのような温度で飲んでもおいしさを感じるお酒です。一つのお酒で「冷酒」「常温」「熱燗」などさまざまな味わいを堪能できる自由さを持ち合わせており、料理を主役にして日本酒の温度を決めることができます。またそのときの気温や気分によっても「冷酒にするか」「熱燗にするか」を選んでもいいでしょう。

ただ「コクのある旨味の強いものはぬる燗」「軽快で香り高いものは常温か冷酒」など、日本酒本来の旨味が最も引き立つ温度は存在しています。多くの種類の日本酒を置いているお店なら店員さんに聞いてみるといろいろ教えてくれることでしょう。

このように日本酒は温度を選べるお酒のため、ワインのように食事に合わせて味を楽しむのが醍醐味です。

基本その4 純米?吟醸?作り方による種類と値段  

日本酒は、醸造法や原料によって大きく分けると「純米酒」「吟醸酒」「本醸造酒」の3種類に分けられます。例えば「アルコール発酵の段階で醸造アルコールを加えるか加えないか」「精米歩合がどのくらいの割合か」などで分類が異なるのです。

精米歩合とは日本酒の材料となる玄米を削る割合のこと。一般家庭で食べている白米の精米歩合は約92%です。

・純米酒
アルコールを一切加えないものを純米酒と呼びます。

・吟醸酒、大吟醸酒
精米歩合が60%以下で醸造アルコールを10%未満加えたものが吟醸酒、精米歩合が50%以下で同様に醸造アルコールを加えたものが大吟醸酒です。

・本醸造酒
精米歩合が70%で醸造アルコールを10%未満加えたものが本醸造酒です。

・普通酒
以下の表以外のものは普通酒と呼ばれます。

上記の組み合わせで以下のような種類の日本酒ができあがります。特別と記載があるものは特別な製造方法を行い、かつ説明を表示することが必要です。

日本酒,種類
(画像=UpU編集部)

基本その5 ブームになった銘酒3つ

かつて日本酒は、その時代の庶民を象徴するお酒といわれたこともありました。しかし現代では、世界的な日本食人気に支えられ日本酒にも注目が集まってきています。そこで数ある日本酒の中から、一世を風靡した代表的な銘酒を3つ紹介します。

1.山口県の「獺祭」(だっさい)

日本を代表する純米大吟醸酒です。海外からの人気も高く、蔵元である旭酒造の公式サイトは、英語、フランス語、中国語にも対応しています。

2.静岡県の「磯自慢」(いそじまん)

静岡の地酒として日本酒好きの間では古くから人気がありましたが、2008年の洞爺湖サミットで乾杯酒に採用され、あっという間に全国区のお酒になりました。

3.山形県の「十四代」(じゅうよんだい)

淡麗辛口が主流だった1990年代後半に登場し、それまでにはなかった香りの高さと旨味で女性をも“とりこ”にしたという伝説の銘酒です。

日本酒通になれる!上手な飲み方のコツ 

日本酒をウリにしている専門店では、おいしいお水を用意してくれるところが多い傾向にあります。日本酒の合間に飲む水を「和らぎ水」といい、日本酒とお水を交互に味わうことでゆっくり味わえ、深酒にもならないといわれています。

香りを楽しみながら飲みたいと思う人は、盃(さかずき)で飲むのがよいでしょう。表面積が広くなることで香りが広がりやすくなり、日本酒の芳醇な香りを味わうことができます。時代劇などで良く登場する盃は古くから親しまれてきた酒器です。

このような豆知識は、日本中にある地酒の酒蔵を訪問することでも教わることができるかもしれません。酒蔵は利き酒を楽しめるスポットとしても人気なので、休日にちょっと足を運んでみてはいかがでしょうか。

次の飲み会で日本酒に挑戦してみては?

日本酒は、奈良時代には作り方が確立されていたとされ、日本人なら日本伝統文化の一つとして知っておきたい知識です。都内や大都市圏では、20代や女性でも気軽に行ける日本酒バーなども多くあるので「これまであまり飲んだことがない」という人も、これを機に奥深い日本酒の世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。(提供:20代、最高の自己投資メディア UpU

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