既存の金融商品(株式、債券、為替)から派生してできた先物、スワップ、オプション等の取引に付けられた総称。派生商品とは、将来の時点で商品を売買する予約取引である。派生商品は、将来に損益(差金)部分のみをやりとりするところに特徴がある。
先物取引は、金融商品の受け渡しは行わず、商品を受け渡す代わりに反対取引をして、生じる損益だけを受け渡す取引である。取引の担保として証拠金を預託して取引する。預託した証拠金の十倍~数十倍の額を取引するハイレバレッジの取引になり、小さな値動きでも大きな利益を得ることが可能となる。
スワップ取引は、2者間で合意された数式にしたがって求められたキャシュフローを、決められた期間において、決められた回数だけ交換する取引である。スワップ取引は、金利スワップと通貨スワップに分けられる。金利スワップとは、同一通貨間で異なる種類の金利を、取引の当事者間で交換(スワップ)する取引をいう。たとえば、資金の支払いを相互に交換する取引である。変動金利(短期間毎に変更)の債務を持つA社と、固定金利(金利一定)の債務を持つB社が、金利支払いを交換する取引。通貨スワップとは、二当事者が異種通貨間で金銭債権債務の元利相当額に係る将来のキャッシュフローを交換する取引をいう。外貨建債権・債務の為替リスクのヘッジなどを目的として行われる。たとえば、企業が米ドル建て社債を発行し、利息の支払と元本の償還について通貨スワップ契約を締結することによって、将来の支払額を円貨ベースで確定させるといった取引がある。
オプション取引とは、ある商品(為替、株式、債券)を将来の一定期日に、あるいは一定期間内に特定の価格で買う、または売ることができる権利の売買である。いつでも、キャンセルできる取引ということでもある。オプションの買い手は、売り手にオプション料(プレミアム)を払うことで、商品を買う権利(コール)、商品を売る権利(トップ)を手に入れれことができる。オプションの売り手は、買い手からオプション料(プレミアム)を受け取る代わりに、買い手がオプションを行使した場合、特定の価格で買い取る義務を負う。