主に経済政策を行なう際に使用される言葉。景気後退時に政府や中央銀行が行った大幅な財政支出を伴う景気刺激策やゼロ金利、量的緩和などの金融緩和政策に対して、経済成長へと転じる際、それらを解除しつつ、持続的な経済成長を軌道に乗せるための経済政策の事。ベトナム戦争時にアメリカ国防省内で使用されたのがきっかけで、損害が甚大な状況下での人命や物資損失を最小限にして軍を撤退させることが検討されたことに由来している。経済政策では、景気対策で膨らんだ財政支出を通常の水準に減らしたり、大幅な金融緩和策を元に戻したりする為の道筋を示す事が多い。また、非伝統的措置というリスク資産を購入した資金引き上げを行う処理も含めて出口戦略と呼ぶ事がある。出口戦略は、あまりに積極的にやり過ぎると、せっかく持ち直した景気が腰折れとなる危険もあり、一方で、あまりに慎重になり過ぎると、過度の財政赤字拡大に伴う財政不安や金融緩和策に伴う過剰流動性、金利機能の喪失、インフレなど経済政策上の不均衡を生む危険性もある。適度な量とタイミングが重要で、当局者は市場の動向を監視し、適切に市場に織り込ませつつ、スムーズに実施して行く必要がある。