取引先の「経営課題」の見つけ方
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こんな企業に遭遇したら…

取引先の「経営課題」の見つけ方
(画像=近代セールス)
【今回の着眼点】「決算書上は黒字の会社」
融資先について決算書上では利益が出ているからと安心していませんか? 決算書を月次に分解してみると、見えない課題が浮かび上がってくるかもしれません。

金融機関の担当者は財務に強く、決算書を分析して企業を把握することは得意だといえる。しかし、利益が出ていて決算書のB/S(貸借対照表)で異常値が見当たらなければ、その企業は資金繰りに問題はなく課題もない――と考えていないだろうか。

経営者は、金融機関から「○○の比率が同業他社よりも低く改善すべきだ」「□□の回転期間が同業よりも長く非効率だ」と言われても、具体的な改善行動に移せない。もちろんこれらの指摘は間違ってはいないが、重要なのは経営者が「腹落ち」して「行動に移せる」ことなのだ。

本連載「定量面編」では、財務の視点から企業の経営課題を浮き彫りにし、経営者の改善行動につなげるためのアドバイスのポイントなどを見ていく。

1年合計の利益に着目し企業を判断しがち