
(画像=PIXTA)
取引先の社長が「人手が足りない」といつも言っています。支店長からも「しっかり支援するように」と指示されている のですが、そもそもお金を融資することが仕事の金融機関がなぜ人材支援を行う必要があるのですか?
融資の提案や預かり資産の推進で、ただでさえ忙しいのに、目標数字にも寄与しない人材支援なんてやってるヒマがないですよ――というのが本音だろうか。
確かに営業店の仕事は昔と比べてやるべき業務量が増えている一方、残業が制限されるなど、タイトな時間のやり繰りが求められている。恨み節が出るのもうなずける。
しかし、取引先の人材支援を行うことは中小企業、金融機関の双方に対して大きなメリットをもたらす。