「われわれはユーザーの皆さまのプライバシーとセキュリティーに対する期待に応えられていなかった」——。ビデオ会議サービスの「Zoom」を運営する米Zoom Video Communicationsの創業者であるエリック・ユアンCEOは、こう素直に謝罪のコメントを出した。

新型コロナウイルスの感染拡大でZoomの利用者が約20倍に増え、サービスに注目が集まったことで、セキュリティーの穴が見つかったことを受けたコメントだ。そのセキュリティーの穴とは一体どんなもので、ユアンCEOはこの問題をどう解決しようとしているのか。

連載「経営トップ、発言の真意——WORDS by EXECUTIVE」の第23回ではエリック・ユアンCEOの言葉を取り上げ、一躍注目を浴びることとなったZoomの今と今後に焦点を当てる。

Zoomでは過去にも脆弱性が発見されている

WORDS by EXECUTIVE #23
(画像=Kena Betancur/Gettty Images, ZUU online)

Zoomの運営会社はアメリカ企業だ。企業自体は2011年に設立され、2013年1月からサービス提供が開始された。法人利用も伸び、2019年4月には新規株式公開(IPO)を行った。