
(画像=PIXTA)
4月から担当先に新入社員が入社しています。新入社員への職域セールスは重要と聞いたのですが、なぜですか。またどう案内を進めればよいですか。
職域セールスを行うのに適した時期というのはいつだろうか。
企業の活動を1年を通して考えてみると、大きな変化が生じるタイミングがある。例えば、定期異動の時期やボーナスの支給時期、そして新入社員が入社する時期などだ。こうした時期は職域セールスを提案しやすく、企業担当者からもセールスの許可を取りやすいだろう。
その中でも、特に力を入れて活動したいタイミングが、「新入社員の入社時期」である。当然ながら、新入社員は自分が働く会社のことをよく知らないし、貯蓄や資産運用の知識も乏しい。
そこで金融機関の担当者がアドバイスできれば、その新入社員はもちろん、企業からの信頼も増すだろう。有益な情報を提供することが、「永い取引」につながるということを認識したい。
まずは企業の担当者に、新入社員が入る予定かどうか確認しよう。実は企業の担当者も「金融機関が資産形成に関する指南役になる」ということをあまり知らない。「源泉徴収票の見方をご案内できます」「資産形成に有利な制度をご紹介いたします」と言って許可を得よう。