一番に相談される渉外担当者
(画像=totojang1977/Shutterstock.com)

Q. 新型コロナウイルスの影響が取引先にも急速に広がっています。売上が大きく下がっている先も多いのですが、いま社長に信頼してもらうにはどんなアプローチが必要ですか?

新型コロナウイルスの感染拡大で、世界中が動揺している。

日本では、中国人観光客の流入ストップで日本経済を支えていたインバウンド需要がなくなり、ホテル、観光、旅行代理店、百貨店、アミューズメントなどの企業がまず大きな影響を受けた。その後、外出自粛が打ち出され、居酒屋などの外食産業やエンターテインメント、アパレルまで、日用品以外の消費の売上が激減している。

これらは、メディアでも取り上げられており、一般の人も認識している「目に見える打撃」といえるだろう。

しかし、それ以上に深刻なのが、中国に部品調達を頼っていた製造業だ。中国からの供給が止まったことで、製品を作りたくても作れない――そんな事象が今、中小の製造業で起こっているのだ。それだけではなく、中国に端を発してアジア、欧米に広がったコロナショックによって、製品を「買ってくれる先」まで失われているのが今の実態といえる。

部品が調達できないから製品が作れない…。買ってくれる先が極端に減っているから受注も冷え込む…。にもかかわらず、従業員には給料を払わなければならないし、仕入資金の支払いはすぐ間近に迫っている――これが地域金融機関の取引先で今、起こっていることだ。

金融機関にしかできないことをやる!