「私の主要な優先事項のひとつは、IBMにおける起業家精神を育成することです」——。IBMの最高経営責任者(CEO)に4月に就任したアービンド・クリシュナ氏は社員に宛てたメッセージでこう語り、さらに、「洗練よりもスピードを重視」という姿勢を明確にした。

クリシュナCEOがこう語る背景には、加速するテクノロジーの進化に継続的に適応していく必要性が高まっていることのほか、新型コロナウイルス終息後の「アフターコロナ」を見据えた考えもあることが考えられる。新型コロナは「ニューノーマル」をもたらすといわれる。その備えをいち早く進めなければならない。

連載「経営トップ、発言の真意——WORDS by EXECUTIVE」の第24回ではIBMの新CEOであるアービンド・クリシュナ氏の発言に焦点を当て、IBMの今後の事業展開に迫る。

1990年にIBMに入社、クラウド部門を率いてきた人物

WORDS by EXECUTIVE #24
(画像=Brian Ach/Getty Images, ZUU online)

今年1月、IBMのトップが8年ぶりに交代することが発表された。新CEOに就いたのはインド出身のアービンド・クリシュナ元上級副社長だった。