コロナ禍の企業支援の現状
(画像=近代セールス)

新型コロナウイルスへの対応一色に染まった金融業界。実際に企業はどんな苦境にあるのか、いま金融機関はどんな支援を行うべきなのか──3人の方にお話を聞き座談会形式でまとめた。

――まずは、新型コロナにより企業がどんな影響を受けているのか教えてください。

A 私は首都圏にある店舗に勤務していますが、どの業種も影響を受けています。建設業であれば工期の延長、イベント業なら予定していたイベントの中止、製造業であれば中国やインドから部材が届かないなど、どこもまともに企業活動ができていません。売上の減少幅は業種によってバラバラですが、95%減という先も出てきています。

B 私が働く金融機関は訪日客に人気の観光エリアにあります。それだけに旅館・宿泊業やサービス業への影響が大きいですね。訪日客が減り、軒並み売上ダウン、売上がゼロになったところもあります。

毎年、域外から20万人を集めていたお祭りも、今年は中止に──。それだけの消費がなくなれば、地域経済は立ち行かなくなります。

一方で、コンビニやスーパーといった生活インフラに関わる企業は売上があがっているという話も聞きます。

C 私が働いているエリアも状況は同じです。1月末から「中国からの部材が届かない」などと影響が出始め、2月に入ると「インバウンド需要の激減で売上がガタ落ちだ」という話を何度も聞きました。観光、サービス、飲食、小売など大半の業種が影響を受けており、売上9割減、明日から臨時休業というところも少なくありません。

条件面では自治体の制度融資のほうが得!?

――皆さん、企業からいろいろな相談を受けていると思いますが、どんな支援を行っていますか。