執筆者:株式会社ZUU
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お昼や仕事の合間にマクドナルド、サイゼリヤ、ドトールコーヒーなどを日頃から利用している人は多いでしょう。これら飲食店の売上高を眺めてみると、さまざまな市場背景が見えてきそうです。どんなお店や企業が売上を伸ばしているのか、外食産業の売上高ランキングをもとに投資目線やビジネスヒントを手に入れてみませんか?

いつも利用しているお店を、投資目線でチェックしてみよう!

外食,売上
(画像=8th.creator/Shutterstock.com)

私たちの生活に欠かせない「外食産業」。ファストフード店はもちろん、ファミリーレストラン、カフェなどさまざまな形態の飲食店がありますが、全国的に展開している企業はどれくらい売上を伸ばしているのでしょうか。気になるランキングの前に、売上高などの数字からわかることをチェックしておきましょう。

「売上高」や「時価総額」からわかること

各社の売上高は、決算書などから確認することができます。「売上高」や「時価総額」は、店舗数や事業展開エリアの広さなど、企業の規模を大まかにつかむための最初のチェックポイントです。この数字が大きいほど、世の中全体に与える影響度が大きいと言い換えることができるでしょう。

「時価総額」の算出からわかること

時価総額は、「株価」と「発行済株式数」を掛け合わせて算出されるものです。これらが高い・多い状態であれば、期待されている企業(=株価が高い)の株を、たくさんの人(=発行済株式数が多い)が持っているとされ、株式市場に広く影響力を持つと言えるでしょう。

人気の外食産業!売上高上位10社

ここからは、外食産業の売上高を順に見ていきましょう。

ゼンショーホールディングス

国内外食企業で売上ナンバーワンの実績。牛丼チェーン「すき屋」を国内と海外で展開するほか、丼ぶり・京風うどん、スタンダードレストラン、ハンバーグ、すし店などを展開しています。

売上高(2019年3月期):6,076億7,900万円(前年比105%)
時価総額:3,272億6,400万円

すかいらーくホールディングス

東京・武蔵野市に本社を構え、全国展開しているファミリーレストランチェーン。グループブランドは、「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」「夢庵」「藍屋」など幅広く展開しています。

売上高(2019年12月期):3,753億9,400万円(前年比102%)
時価総額:3,357億5,400万円

日本マクドナルドホールディングス

「マック」「マクド」という略称で親しまれる、言わずと知れたファストフードサービス大手です。1971年に日本でオープンし、2019年には国内2,900店舗を達成しました。

売上高(2019年12月期):2,817億6,300万円(前年比103%)
時価総額:7,139億9,500万円

コロワイド

「牛角」「甘太郎」「FRESHNESS BURGER」など、居酒屋やレストランを中心に全国展開しています。「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトホールディングスを買収したことでも話題になりました。

売上高(2019年3月期):2,443億6,000万円(前年比99%)
時価総額:1,128億5,100万円

吉野家ホールディングス

牛丼チェーン「吉野家」が主力の大手外食チェーンストア。寿司チェーン「京樽」「海鮮三崎港」「すし三崎丸」を運営する株式会社京樽や、「はなまるうどん」の株式会社はなまるがグループ会社です。

売上高(2019年2月期)2,023億8,500万円(前年比102%)
時価総額:1,482億3,500万円(2020年5月8日)

スシローグローバルホールディングス

「スシロー」をチェーン展開する回転寿司業界大手。2018年には国内500店舗を達成し、香港・シンガポールなど海外進出もスタートしています。新業態の寿司居酒屋「杉玉」も好調。

売上高(2019年9月期):1,990億8,800万円(前年比114%)
時価総額:573億5,800万円(2020年5月8日)

サイゼリヤ

全国展開する人気のイタリアンファミリーレストラン。ワインのほか、チーズやオリーブオイルなど、早期からイタリア現地メーカーと関係を築き上げ、高品質でリーズナブルな価格を実現させています。

売上高(2019年8月期):1,565億2,700万円(前年比102%)
時価総額:1,198億6,000万円(2020年5月8日)

プレナス

持ち帰り弁当「ほっともっと」、定食レストラン「やよい軒」、しゃぶしゃぶと飲茶のレストラン「MKレストラン」などを展開。特に「やよい軒」は、アジアをはじめとした海外に多く進出しています。

売上高(2019年2月期):1,539億1,400万円(前年比106%)
時価総額:805億2,800万円(2020年5月8日)

ロイヤルホールディングス

福岡市に本社をおき、全国展開するロイヤルホールディングス。ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」をはじめ、「天丼てんや」「Sizzler」のほか、ホテル事業では「リッチモンドホテル」を展開しています。

売上高(2019年12月期):1,405億7,800万円(前年比102%)
時価総額:716億円7,200万円(2020年5月8日)

クリエイト・レストランツ・ホールディングス

東京・品川区に本社を置き、フードコートやレストランを運営。野菜料理のレストラン「やさい家めい」やシュラスコの「RIO GRANDE GRILL」など、比較的高めの価格帯も展開しているのが特徴的です。

売上高(2019年2月期):1,192億8,100万円(前年比102%)
時価総額:620億4,300万円(2020年5月8日)

*売上高は上記企業の有価証券報告書に基づく
*100万円以下、小数点以下は四捨五入
*時価総額は、2020年5月8日終値と各有価証券報告書に記載の発行済株式数に基づく

上位10社を見てみると「予想と違った」「この企業の売上高はこんなに高いんだ!」など、意外な発見があったかもしれません。また、ホールディングス化された企業(持株会社)が多く見られるのも特徴的です。みなさんのお気に入りのチェーン店はランクインしていましたか?

外食市場は好調!

一般社団法人 日本フードサービス協会は「外食産業市場動向調査(令和元年の年間報告)」で、ファストフードの好調に支えられ、売上は5年連続で前年を上回ると発表し、各社売上高の前年比とあわせても、その好調さがうかがえます。しかし、新型コロナウイルス蔓延のため、2020年の業績は苦戦が強いられると予想されます。

近年ではコストコントロールするため、接客や食器洗いなどを効率化・自動化・省人化し、斬新なサービスを提供するための機器導入などの施策を実施しているようです。

また、ITを活用したデータ分析を進め、食品の廃棄率の低減、顧客単価や顧客数アップ、消費者が求めるニーズの変化をつかんだ新商品の投入などを可能にする施策も積極的に進められています。

例えば、ファストフード店やカフェなどで最近注目されている“モバイルオーダーサービス”などは、利用者に便利なだけでなく、企業側にとってもコスト削減や情報分析に幅広く活用することができるのです。

このお店、よく見かけるな…と思ったら、そこに儲けのヒントがあるかも?

私たちの身近にあるお店を投資目線で見てみるべく、売上高ランキングや各数字の読み解き方をご紹介しました。もちろん企業の将来性を予測するにあたっては、数字だけではわからないこともたくさんあるでしょう。

消費者志向の変化といった社会情勢をつかめているか、自由な発想でビジネスを展開できているか、失敗した際に迅速な撤退ができているかなど、日頃からニュースでチェックできることもありますね。

「このお店、最近よく見かけるな…」と思ったら、売上高や時価総額を調べてみましょう。そこからどういった要素が成功につながっているのか調べてみると、ビジネスや儲けのヒントが見えてくるかもしれませんね。(提供:20代、最高の自己投資メディア UpU

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