欧州株相場が軒並み下落、7週間ぶりの安値をつけた。8月のドイツ鉱工業生産指数が前月比4.0%低下し、2009年1月以来の大幅な落ち込みを見せたことが嫌気した。

ドイツ経済の低迷は、ユーロ圏全体の景気の停滞、中東の不安定な政治状況、ロシア向け輸出の大幅な落ち込みが。特に、ウクライナ情勢の緊迫化を受けたロシア経済減速が響いた。ロシア向け輸出は年初来二桁減が続いていることは、他の欧州主要国に比べても同国向け輸出のGDPに占める割合の高いドイツにとっては大きな痛手である。また、8月の鉱工業生産では投資財が8.8%減、製造業受注も5.7%減と、企業マインドにも暗雲が立ち込めていることを示した。5日にIMFは、2014年期のドイツ経済成長率見通しを1.9%から1.5%に下方修正している。

7日の西欧市場では、18カ国中17カ国で主要株価指数が下落。独DAX指数は1.3%、仏CAC40指数は1.8%それぞれ下げ、英FTSE100指数は1%安となった。