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(写真=patchii/Shutterstock.com)

「サブリース2025年問題」への十分な理解を

いろいろと問題が指摘されながらも、サブリース(家賃保証)を利用したアパート・マンション経営の提案は、いまも盛んに行われている。そのメリットやリスクをどのように考えればいいのか。また、サブリースを使ったアパート・マンション経営の提案を受けた場合、どんな点に注意をすればいいのか――。

最近は「サブリース」と聞くと、〝怖いもの〞と連想する人が増えたようだ。

大手アパート建築サブリース会社による建築基準法違反をはじめとした様々な問題や、かぼちゃの馬車のシェアハウス問題、一部のワンルームマンション業者などによる詐欺まがいの販売手法によるトラブルが新聞やテレビで報道され、クローズアップされたからだろう。

しかし、これら近年世間を騒がせている「サブリース問題」は、通常のアパート・マンション(以下アパマン)経営上の「サブリース問題」とは若干性質が異なる。

サブリース(sublease)とは本来「転貸」「又貸し」のことであるが、不動産(賃貸)業界においては転貸を目的とした家賃保証のついた一括借上のことをサブリースと言うことが多い。

私も、お客様の賃貸収入の安定による返済不安の解消や、オーナーの手間暇などを軽減する目的でサブリース(賃貸管理会社によるサブリース)を提案することもあるが、決してサブリースの仕組みそのものが〝悪い〞〝怖い〞ものではない。

冒頭で述べたように、昨今「サブリース=怖いもの」と認識する人が増えたのは、サブリース(家賃保証)といううたい文句で過剰な安心感を持たせて、アパートを建築させたり、投資用不動産を購入させたりする営業手法(業界の体質)、サブリースの仕組みの使われ方に問題があるためである。

営業マンの話を鵜呑みにしてしまうのは、多くの人が、サブリースは一定期間の家賃は保証されるが、将来の家賃の下落を防ぐことはできないという事実を知らないからだ。

アパマン経営でのサブリース契約の注意点・落とし穴について解説する前に、まずはサブリース(家賃保証)によるアパマン経営について少し解説しておく。

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