不動産,守る,損害保険
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ここでは、相続対策をはじめとする地主の悩みに対し、生命保険を使って解決を図る方法を解説する。まず保険特有の機能を整理したうえで、どんな保険提案が考えられるのかを見ていきたい。

⑴保険特有の機能

金融商品には様々なものがあり、それぞれ異なる機能を持つ。保険を使った課題解決策を紹介する前に、生命保険特有の以下の3つの機能を確認し、〝保険でしかできないこと〞を整理しておこう。

①資産形成機能
②即時現金払い機能
③宛名機能

①資産形成機能

生命保険には、今手元にない現金を作りだす機能がある。例えば、月払いや年払いのような「平準払い」の生命保険は、契約をして保険料を支払うことで、被保険者に万が一のことが起きた場合、契約時に決めた保険金額を保険金受取人に支払ってくれる。極端に言えば、初回の保険料を支払ったのち、すぐに被保険者が亡くなるようなことがあれば、支払った保険料の数千倍、数万倍の現金が準備できるということだ。

一方、地主などの「富裕層」と呼ばれる人たちは、一時払いや前納などのように、まとめて保険料を支払える契約を好むことが多い。一時払いの保険の多くは、利率が比較的高い外貨を使った資産運用タイプの保険である。それらは支払う保険料に対して万が一の際の保障は大きくない。彼らの目的は「運用」にあるといえる。

ただ、資産形成と資産運用は似て非なるものだ。生命保険による資産形成は「今手元にない資産を作り出す」こと、資産運用は「今手元にある資産を増やす」ことと言える。金融商品の多くは、手元にあるお金を運用して増やしたり、信託のように使い道をあらかじめ決めておくものであって、お金が手元にないことには運用することもできず使い道も決められない。

今、手元にない現金をこの世に生み出す機能。これは、金融商品の中でも生命保険にしかできないことである。

地主のお客様の悩みにこたえる FPアドバイス
(画像=ファイナンシャルアドバイザー)

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