相手の心をほぐす「さしすせそ」のコミュニケーション術
(画像=PIXTA)
Q 私は大学で会計学を学んでいたため、企業の財務分析が得意です。それを武器に、取引先の社長にアドバイスを試みているのですが、うまくいきません。どうすればよいのでしょうか?

今回の相談にある「大学で会計学を学んだので、財務分析が得意」という点は、間違いなくストロングポイントだ。しかし、取引先の社長から相談を受けることができていないなら、ストロングポイントが活かせていないということになる。なぜだろうか。

想像してみてほしい。例えば、あまり親しくない相手から「あなたはこういう点が良くないから、直すといいと思いますよ」と自分が言われたらどう感じるだろうか?

大半の人は、その指摘がたとえ図星であったとしても、素直に感謝することは難しいだろう。その指摘が的を射ていればいるほど、言われたほうは良い気持ちはしない。なぜなら親しくない人から言われたことだからだ。

今回の相談者がしていることも同じだ。財務分析力が優れていて、面談の場で指摘する改善点が「その通り」であればあるほど、社長はあなたを遠ざけてしまう。

会話のキャッチボールが社長との距離を縮める