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「比率分析」で課題を探る
同じ増収・増益でも、損益計算書の各利益段階で「比率分析」をしてみると、その企業の課題が見つかることがあります。
売上総利益を売上高で割って算出する「粗利益率」の変化が見られる場合は、仕入・販売条件が変わった、仕入・販売先そのものが変わった、取扱商品が変わったなど、仕入先や販売先との関係に変化があったと思われます。
また、営業利益を売上高で割った「営業利益率」に変化がある場合は、従業員の配置が変わった、物流が変わったなど、企業の経済活動に変化があったと考えられるでしょう。

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