仕送り
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本国に住む父親の口座に200万円相当額を送金したいとの依頼を受け付けた…

バンクビジネス6月号
(画像=バンクビジネス)

海外への送金は、送金先にリスクの高い国・地域が含まれていないか、依頼人や受取人等に制裁対象者や制裁対象国・地域に居住している者等が含まれていないか等を検証する必要があり、リスクが高い取引であるといえます。

そのため、リスクが高い取引であることを念頭において、自行庫の顧客受入方針を定めたうえで、取引時確認等の顧客管理を慎重に行うことが求められます。

顧客管理にあたっては、まず法令等の規制措置に留意します。

わが国では、「外国為替及び外国貿易法」(外為法)に基づき、北朝鮮やイランに対して経済制裁等を実施しています。

また、米ドル建ての海外送金取引については、その送金取引は米銀で決済される関係から、米国当局(OFAC等)の規制対象となります。

送金の受取人やその取引先を通じて、送金した資金が制裁対象国の居住者等に移転した場合、海外送金を取り扱った金融機関は、法令違反による行政処分を受ける、監督当局に多額の制裁金を科せられる、あるいは、コルレス契約を結んでいる金融機関からコルレス契約が破棄され、海外送金の取扱いに影響を来す等のリスクが想定されます。