バンクビジネス
(画像=PIXTA)

第4回目は、損益計算書の営業外収益と営業外費用の変化に着目します。これまで営業利益を構成する売上高・売上原価・販売費及び一般管理費について解説しました。今回は算出された営業利益が増加傾向にある一方、「営業外損益を加味した経常利益が減少している」パターンを取り上げます。

営業外損益には、財務活動や投資活動など、その企業の「本業以外の活動」で発生する収益が計上されます。

営業外損益には毎期同水準で恒常的に発生するもののほか、臨時的な要因によって突発的に発生するものもあります。そのため、営業外損益に変化が生じた場合には「その変化は今後も持続的に発生するか」「臨時的な変化で、今後の発生は見込まれないか」を確認することが必要となります。

また営業外損益は、企業が財務活動や投資活動を行った結果として発生する損益です。したがって「企業が行った財務・投資活動の良し悪し」を見極めるための材料ともなり得ます。そこで「企業がどのような活動を行った結果、営業外収益に変化が及んだのか」を把握しておくことが、営業外損益を分析するうえで必要となります。

経常利益の減少とともに営業外費用の増加に着目