
(画像=PIXTA)
ねんきん定期便とは、公的年金の保険料支払いの実績や将来受給できる年金額見込みなどを、国民年金および厚生年金の被保険者に伝える通知書です。
通常はハガキで届きますが、節目の年齢(35、45、59歳)の人には封書で届きます。これは 前回解説したとおりです。
この節目に届く封書のものには、ハガキで届くものに比べると、より詳しい内容の記載があります。
特に59歳の人に届くものは、年金受給前の最後の詳しい情報になりますので、重要であることを覚えておきましょう。
その詳しい内容を個別に見てみると、次のように整理することができます。
まず、「これまでの保険料納付額(累計額)」や「これまでの年金加入期間」、「老齢年金の種類と見込額(現在加入している年金制度に、60歳まで同じ条件で加入し続けたものと仮定して計算した老齢年金の見込額)」についてはハガキで届くもの(50歳以上)と同様ですが、以下の項目については異なります。