取引先にはどんな準備や取組みを促すとよいか【1】
(画像=PIXTA)

融資を迅速に進めるためには取引先にどんな取組みを行ってもらうとよいか考えていく。

1 こんな働きかけで速やかな書類提出と記載漏れ回避を図ろう

迅速な融資判断と貸出を実現するためには、取引先と自行庫の双方が努力することが必要である。

その中で本稿では取引先側に注目し、「各種書類の速やかな提出」と「記載漏れの回避」をどう実現してもらうのか考えていきたい。

金融機関は様々な企業と取引をしている。その中には、自行庫をメインとする取引先、融資取引は自行庫だけという取引先、社員が少ない取引先があると思う。実は、提出書類の不備はこうしたケースで起こることが多い。

その要因としては、用意すべき書類の全体像を把握していない、書類の役割を理解していない、金融機関に提出するよう言われたから準備するという意識が強い──といったことが挙げられる。

そこで担当者としては、単に「手続きのために必要だから」と提出を要求するのではなく、書類の役割や目的をきちんと伝えるようにしたい。取引先の意識が変わり、正確な書類を用意してもらいやすくなる。

定期的に連絡を取り書類の準備状況を確認