近代セールス
(画像=PIXTA)

就活生が抱く暗い銀行像から目を背けてはいけない

新型コロナウイルスの影響を受け、金融機関の採用活動が変化している。売り手市場の加速が見込まれる中で、金融機関の価値や実態を学生に真正面から伝える姿勢が必要だ。

2021年度入社の就職活動は、6月中旬時点で7割の学生が就活を続けているといわれており、長期化している。地銀・信金は、6月内定の通常枠で一定数を確保したうえで、3月からの特別枠の選考も進めている。

すでに決まった通常枠の内定者には、「当初は首都圏で就職を考えていたが、新型コロナを機にUターンに切り替えた」「航空や旅行、ブライダル、メーカーなどの業界を考えていたが、選考中止や採用縮小でうまくいかず希望業種を変えた」といった学生がいる。これまでに確保できなかった上位校の人材も多い。

ところが金融機関は、この中からどれだけ内定辞退者が出るのか予想できないため、採用活動を辞められないというジレンマに陥っている。

その要因としては、新型コロナの影響で採用活動を中断していた首都圏大手企業の採用が再開したことが大きい。インターネットで簡単に選考が受けられるうえ、採用活動を継続する企業が増えているので、学生は焦っていないのだ。

ネガティブイメージは学生の共通認識に