三井住友銀行カードローンに限らず、カードローンを利用する際には、必ず利用限度額が設定されます。限度額は利用者の収入や他社からの借り入れを含めた借入残高などを加味し、審査を通して決まります。

カードローン利用者の中には、今の利用限度額よりも多く借り入れをしたいと思っている人もいるでしょう。カードローンの増額は、新規で申し込む場合よりも審査結果が短期間で出るうえ、金利が下がる可能性があるなどのメリットがある一方で、デメリットやリスクもあります。

この記事では、三井住友カードローンの増額申請について、さまざまな角度から解説します。利用限度額の増額を検討している人は参考にしてみてください。

三井住友カードローンの増額とは?

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(画像=PIXTA)

三井住友カードローンサービスを利用する中で、当初の利用限度額では足りない、もう少し借り入れしたいという場合もあるでしょう。

こうした場合に、他のカードローンサービスを新規で申し込む人もいます。しかし、すでに利用している三井住友カードローンで、利用限度額を増やす申請をするという選択もあります。

審査を無事に通過すれば、同じカードでそれまでよりも多くの金額を、場合によっては低金利で借り入れることが可能になります。いくつかの条件をクリアしている人なら、増額のハードルはさほど高くないでしょう。

カードローン利用可能枠の基本知識

三井住友カードローンの利用可能枠は、他のカードローンサービスと同様に、新規で申し込む際に申告する職業や勤務年数、収入額、他の金融機関からの借入総額などの要素によって決まるとされています。審査は流動的なもので、一度申請して通らなかったとしても、少し期間を空けて申請すれば審査を通過する場合もあります。

通常カードローンは、利用者の年収の1/3までしか融資できない「総量規制」というルールがあります。しかし、三井住友カードローンのような銀行が運営するカードローンは、規制の対象外です。

そのため収入に対する借入希望額に、それほど神経質になる必要はありません。ただし銀行のカードローンサービスはより一層信用が問われると考えておきましょう。

これまでの返済実績や、住所や家族構成などに変更があれば報告をするなどの当たり前のことを当たり前にこなすことが、増額審査を見据えるうえでの基本的な考え方となります。

増額するための3つの方法

三井住友カードローンの利用枠を広げたい場合、以下の3つの方法で申請できます。

●インビテーションにて申請
●自分から連絡して申請
●自動契約機で申請

これらを1つずつ詳しく解説していきましょう。

・インビテーションにて申請

返済状況に問題がない優良な利用者に、三井住友銀行から半年ごとにインビテーション、つまり増額案内のダイレクトメールが届くことがあります。申し込みを希望する場合は、案内に記載された連絡先へ増額申し込みの意思を伝えると審査が行われます。

インビテーションがきっかけで申請したとしても、必ずしも増額審査に通過できるとは限りません。銀行側が増額に「好意的」であるくらいに認識しておきましょう。

・自分から連絡して申請

インビテーションが来なくても、「三井住友銀行カードローンプラザ」に電話連絡することで、利用者本人による申し込みが可能です。

三井住友銀行カードローンプラザの受付対応時間は9:00〜21:00(1月1日を除きます)です。土・日・祝日も営業しています。

・自動契約機で申請

三井住友銀行ATMの近くに設置されている「自動契約機」でも申請が可能です。

ただし新規でカードローンを契約した直後は、増額審査を受け付けてもらえません。半年ほどの期間に、利用と返済の実績がつくと申請ができます。

すでに増額をした場合にさらに増額を希望するのであれば、前回の申請から半年くらいの期間を空ける必要があるので、注意してください。

複数契約するよりいい?増額申請のメリット

借り入れの総額を増やしたいときに、新規で他のローンカードを申請するという選択肢もありますが、すでに持っているカードで増額申請をすると、以下のようなメリットがあります。

●審査期間が短くて済む
●金利が下がることが期待できる
●借入先が分散しないので把握しやすい

それぞれの項目を少し掘り下げていきましょう。

・審査期間が短くて済む

増額申請をすると、改めて審査が行われます。1回審査をした実績があるので、新規で別のカードローンを契約するよりも審査に要する期間は短くなります。すでにカードが発行されており、そのプロセスが必要ないことも関係しています。

他社のカードローンに申請をすると、本人確認書類などのさまざまな書類の提出や在籍確認などの審査後にやっとカードが発行されます。それに比べれば、増額申請の審査期間はスピーディーと考えて間違いないでしょう。

・金利が下がること期待ができる

カードローンは通常、利用可能枠が多いほど金利は低くなります。複数のカードローンサービスを利用している場合、借入額が分散されるので、各社の金額が少なくなって金利が高く設定されてしまうおそれがあります。

1種類のカードローンで利用可能枠を増額できれば、その分金利が低くなる可能性があります。金利の面だけで考えても、複数の契約をするより、すでに利用しているカードローンで増額したほうが有利であると言えます。

・借入先が分散しないので把握しやすい

借入先があちこちに分散しておらず一本化しているので、シンプルに把握しやすいというメリットがあります。

増額申請のデメリット

増額申請をすることで以下のようなデメリットもあるので、理解しておきましょう。

●在籍確認連絡の可能性
●収入証明書が必要な場合がある

・在籍確認連絡の可能性

増額申請でも、場合によっては在籍確認が行われることもあります。絶対ではありませんが、勤務先や部署が変更になった場合などは、在籍確認が行われることもあるでしょう。

・収入証明書が必要な場合がある

新規利用時に本人確認書類を提出しているので、住所の移転などがなければ増額申請の際は不要な場合もあるでしょう。

しかし、限度額が50万円を超えると、収入証明書の提出が求められます。源泉徴収票や確定申告書、住民税決定通知書など、最新のものが必要になります。

他社を含めた借入総額が100万円を超える場合にも、収入証明書の提出が求められます。これ以外でも、何らかの状況により収入証明書の提出が求められることがあります。

増額申請で発生するリスク

デメリットは致命的なものではありませんが、場合によってはリスクも考えられるので解説しておきます。

増額申請をしたのにもかかわらず、限度額が下がるリスクがあることです。主な理由としては、以下の3つが考えられます。

●総量規制に引っかかる
●収入が以前より低くなった
●返済の延滞事故を起こしている

それぞれの項目を確認していきましょう。

・総量規制に引っかかる

増額申請の時点で他社からの借入額の総計が年収の1/3を超えている場合、総量規制に引っかかり、かえって利用限度枠が下げられるおそれがあります。

カードローン以外でもクレジットカードのキャッシングによる借り入れも含まれるので、注意が必要です。

・収入が以前より低くなった

何らかの理由で年収が下がってしまった場合、総量規制の枠に収まるように利用限度額が下げられる可能性があります。

・返済の延滞事故を起こしている

返済を延滞した記録は個人信用情報機関に登録されています。信用度の評価が低くなり、結果的に利用限度額が下げられてしまうこともあります。

増額申請の条件とは?

増額申請には、最低限クリアしておかなければならない条件があります。

・半年以上の利用実績がある

増額申請は大抵、6ヵ月以上のカードローン利用実績がある場合に限られます。新規契約後2〜3ヵ月程度では、増額申請に通るのが困難だと思われます。

・延滞の履歴がない

前述のように、返済が遅れた記録は信用度を下げます。回数が多いと、増額申請しても増額どころか逆に限度額が下げられてしまうので要注意です。

増額申請が通りやすい状況

ここからは増額申請が通りやすい状況に関して、述べておきましょう。

・収入が上がっている

増額申請が通りやすいのは収入が増えている場合や、非正規雇用から正社員に昇格した場合などです。

・借り入れの総額が減少している

他社での借り入れが大幅に減ったり完済したりしている場合は、審査に通過する可能性が高くなります。

増額審査に落ちやすい状況

増額審査に落ちやすい状況にも目を向けておきましょう。

・転職したばかり

転職したばかりだと、雇用がその先安定するかどうかは未知数です。よって、増額が見送られるおそれがあります。

・利用し始めてまだ期間が短い

カードローンを利用し始めてから期間が浅いと、収入が多くても返済実績がまだないので、増額が見送られてもやむを得ません。

新規で借入先を増やす前に増額を検討しよう

三井住友カードローンに関して、増額したい場合に想定されることをさまざまな角度から紹介しました。一定の条件をクリアしていれば、増額はさほど難しくありません。きちんと返済することや、ある程度の期間をトラブルなく利用することが基本です。

同じ利用枠を増やす目的でも、増額申請は新規でカードを作るよりも何かとメリットがあるので、マイナス要素をできるだけ減らして、増額にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?