〈Q&A〉預金口座の性質や特徴を押さえよう
(画像=PIXTA)

Q マル保融資って何?どのように対応すればいいの?

A 「マル保融資」とは、各都道府県等の信用保証協会が保証する事業性融資の総称をいいます。

信用保証協会は「公共的な保証機関」といわれ、中小企業の金融円滑化と発展に資することを目的として設立された保証機関です。

一般的に大企業と比べて資本や人材、知的財産等といった経営資源に乏しい中小企業の支援には、様々なリスクが伴います。中小企業を資金的に支援するのが金融機関の役割です。支援に伴うリスクを受け入れられなければ、十分な企業支援を発揮できません。

また一方で、そのリスクは金融機関自身の経営にも影響し、ときには預金者の保護だけでなく本来の企業支援にも支障を来します。

公共的な保証機関である信用保証協会の信用保証は国の信用保証制度のもと、自動的に国の保険がかけられます。これにより、中小企業への融資に伴うリスクを確実的に補う役割を担い、中小企業が金融機関から資金調達を行いやすくする仕組みを構築しています。

信用保証協会を利用できる中小企業は業種や資本・出資金額、従業員数などにより分類されています。また、個人・法人や組合、担保の有無、制度等により保証限度額も定められています。対象のすべての中小企業が、定められた限度額まで利用できるというものではありません。限度額の範囲で各企業における個別の保証審査により、保証額が決定されます。

実務上、信用保証協会の利用申込みは金融機関側からのアプローチによるものがほとんどであり、中小企業からの積極的な利用の申し出は少ないのが実態です。ただし、今般のコロナ対策特別融資(実質無担保無利子融資)等の国や地公体の制度融資は保証付きが多く、制度利用の希望がある場合には中小企業からの利用申し出を受けることもあります。

保証付き融資は必ずしもその全額が保証されるとは限りません。企業支援の責務が保証協会に偏らず金融機関とも連携して中小企業の経営支援を行うことを目的として「責任共有制度」が設けられています。これは保証(融資)金額に対し保証協会が8割、金融機関が2割を保証負担する制度です。

コロナ融資でお馴染みとなったセーフティネット保証等では100%保証のものがありますが、利用には売上減少率や業種等に関する要件を満たす必要があります。

親身な・責任感を伴った融資姿勢が求められる