業績は支店長の腕次第
(画像=christianchan /stock.adobe.com)

「関係の質」が高ければ「結果の質」も高くなる

成功の循環モデルにみる信頼関係の重要性

前回、「働きやすい人間関係のよい職場環境」を整える ためには、「Honest( 正直・誠実)」「Open(心を開く)」「Two︱Way(双方向・対話)」をモットーに、部下との間に「信頼関係」を築く必要があると申し上げた。

ところが、これがなかなかうまくいかない。支店長の多くは、部下との関係を「上下関係」と捉え、部下を「自分に従うべき」対象と考える。

だから、「結果」が出ないと十分なコミュニケーションもとらず一方的に指示ばかり出すことが多くなる→部下は受け身になって本音も言えず自分で考えなくなる→モチベーションは上がらず自律的・内発的に行動しなくなる→芳しい結果が出ない――この繰り返しになることが多い(バッドサイクル)。

マサチューセッツ工科大学(MIT)のダニエル・キム教授の「成功の循環モデル」(図表)によれば、「結果の質」(業績を向上させる、お 客様に感謝されるなど)を高めたければ、まず組織の「関係の質」(メンバー間の信頼関係や心理的安全性)を高めるべきだとする。具体的には次のとおりだ。