
(画像=PIXTA)
- Q 取引先の社長から、「入社15年目で昨年から取締役となっている幹部社員に対して、数年後をめどに事業承継を行いたいと考えている」と相談されました。金融機関の担当者としてどのような支援ができるのでしょうか。
A 企業が従業員や第三者へ事業承継を行う場合、株式取得資金や退職金支払いなど、様々な資金ニーズが発生する。事業承継はすべての企業が必ず直面する経営課題であるにも関わらず、経営者側も支援する側も、ついつい後回しになってしまいがちである。
事業承継の支援には財務、税務、法務、販路開拓、労務管理、事業再生など幅広い分野の知識が問われるため、状況に応じて専門家との連携も必要になる。今回は事業承継支援のポイントについて見ていこう。