納税猶予,事業承継税制,ポイント
(画像=PIXTA)

自社のリスクを分析・評価して長期的視点で調達・生産体制の変革を

現在、筆者の下には新型コロナウイルスで悪影響を受けた企業の相談が激増している。その内容は、資金調達・財務戦略、売上向上、人員整理・コストカット、新規事業構築、補助金獲得など様々だ。中でも製造業にとって根本的な取組みが必要となるのが、部品の調達から生産・流通に至る一連の供給体制、すなわちサプライチェーンの再構築である。

コロナショックは世界中の製造業のサプライチェーンを直撃した。その影響を真っ先に受けたのが、自動車産業をはじめとする多国籍企業だ。原材料や部品の供給が止まり、製造工場の生産がストップ、その下流工程の生産も停滞して経営資源の余剰が生まれ、業績悪化に拍車がかかり、多国籍企業以外の下請け企業にも悪影響が広がった。

危機で発揮されなかった事前の供給対策