執筆者:株式会社ZUU
※記事内の情報は更新時点のものです。最新情報は別途HP等でご確認ください 。

クレジットカードや交通系ICカード、QRコードなどによるキャッシュレス決済が広がり、近ごろ現金をほとんど使わなくなったという人も多いのではないでしょうか。キャッシュレス決済のさらなる普及のため、2020年9月からは「マイナポイント事業」がスタートします。この記事ではマイナポイントの基本と、キャッシュレス決済の種類やメリット・デメリットをまとめてみました。

マイナポイントとは?

マイナポイント,申請方法
(画像=pico/stock.adobe.com)

マイナンバーカードとキャッシュレス決済の普及、消費の促進などを目的とした国の取り組み「マイナポイント事業」が、2020年9月から2021年3月までの7ヵ月間実施される予定です。

マイナンバー(個人番号)とは日本に住民票のあるすべての人が持つ12桁の数字のことで、マイナンバーカードは身元確認としても利用できます。行政手続きをスムーズにすることなどを目的とし、2016年1月1日にマイナンバー制度の本格運用がスタートしました。

マイナポイント事業は、このマイナンバーカードのID(マイキーID)と紐づけたキャッシュレス決済サービスを利用すると、利用額・チャージ額に対して25%のポイント(上限5,000円分)が付与されるものです。

例えばクレジットカードで計2万円の買い物をしたり、登録した電子マネーに2万円をチャージしたりすると、その25%である5,000円分のマイナポイントが付与されるという仕組みです。

ポイントの対象となるキャッシュレス決済サービスは、クレジットカードやデビットカード、各種プリペイドカードのほか、「Suica」「PASMO」などの交通系ICカード、「PayPay」「LINE Pay」などのQRコード決済です。ただし、そのうち“どれか1つ”を選択する必要があります。複数選択はできず、申込時に1つに決めなくてはいけません。

マイナポイント利用までの手順は大きく3つ

マイナポイントを利用するには3つの準備が必要です。

Step1 マイナンバーカードの取得(すでに取得済みの場合はスキップ)
Step2 マイナポイントを予約(マイキーIDを取得する)
Step3 マイナポイントを申し込んで取得する(マイキーIDとキャッシュレス決済サービスを紐づける)

まだマイナンバーカードを持っていない人は、カードの取得(Step1)からスタートしましょう。

次にマイナンバーカードの受取時に設定したパスワードを利用して、マイナポイントの予約&申込みをします(Step2)。いずれもスマホやパソコンから手続きできるほか、コンビニや郵便局、携帯ショップなど、マイナポイント手続スポットにある専用端末からでも申込み可能ですが、スマホでマイナポイントアプリを利用するのが便利でしょう。

マイナポイントの申込みが終わったら準備完了!紐づけたキャッシュレス決済サービスで2万円のチャージまたは買い物をすると、上限5,000円分のマイナポイントが付与されます(Step3)。

(参考)総務省HP「よく分かる!マイナポイント取得ナビ」より

どうしてキャッシュレス決済を普及させるの?

現在、日本のキャッシュレス決済比率は他国と比べてとても低い状況で、政府が先頭に立って普及拡大を図ろうとしています。「マイナポイント事業」の前には、2019年10月の消費増税にともない「キャッシュレス・ポイント還元事業」が実施されていたのは記憶に新しいですね(2020年6月30日終了)。

一般社団法人キャッシュレス推進協議会の「キャッシュレス・ロードマップ2019」によれば、2016年の他国のキャッシュレス決済比率は、韓国が約96%、イギリス、中国、オーストラリアなどでは60%前後となっています。

ところが、日本のキャッシュレス決済比率は約20%と世界的に見ても低い水準であり、まだまだ現金主義が幅をきかせている状態と言えます。

経済産業省は2025年までにキャッシュレス決済比率を40%まで引き上げることを目指しています。キャッシュレス決済はユーザーにとって利便性が高い一方、現金決済には多くのコストがかかります。

中でも大きいのが貨幣製造や金融機関窓口、現金輸送費、レジ人件費など、現金にまつわるコストで、全部合わせると年間1.6兆円にも上ります。このような背景もあり、マイナポイント事業を実施して、普及率が伸び悩んでいるマイナンバーカードと、キャッシュレス決済をさらに広めたいというわけです。

(参考)
一般社団法人キャッシュレス推進協議会「キャッシュレス・ロードマップ2019」
経済産業省「キャッシュレスの現状及び意義」

キャッシュレス決済にはどんなものがある?

キャッシュレス・ポイント還元事業やマイナポイント事業で普及が図られる「キャッシュレス決済」には、現金を持ち歩かなくてもいいなど消費者にとってもたくさんのメリットがあります。さまざまな種類の決済方法があるので、自分の生活に適したキャッシュレス決済を選びましょう。

ここからは、支払いタイミング別にキャッシュレス決済の魅力やメリット・デメリットをまとめてみました。

前払いの「電子マネー」「プリペイドカード」

「Suica」や「PASMO」など鉄道事業者が主体になった交通系ICカードのほか、「WAON」や「nanaco」「楽天Edy」などの小売り系のプリペイトカードなどは、事前にチャージしたお金を使って買い物などをする“前払い”です。残高が少なくなったらチャージが必要で、高額の支払いには不向きです。一方で使い過ぎを防げるほか、審査不要で誰でも使えるのがメリットです。

即時払いの「デビットカード」

銀行口座と紐づけて、利用と同時に口座から引き落とされる“即時払い”のデビットカード。多くの銀行が取り扱っているので、手持ちのキャッシュカードにデビット機能を付けるということも可能です。こちらも審査なしで作れるケースが多く、利用額に応じてポイントが付く場合もあります。口座と紐づいているのでお金の管理がしやすいでしょう。

後払いの「クレジットカード」

日本のキャッシュレス決済の90%はクレジットカード利用とされており、もっともなじみのある決済方法の1つでしょう。翌月以降に使った分を支払う“後払い”で、カードの発行には基本的に審査が必要です。ポイント還元率が高い、カード優待が充実している、利用できる店舗やサービス・支払い方法が幅広い(分割払い、ボーナス払いなど)など、メリットが多いのも魅力です。

支払いタイミングはいろいろ「QRコード決済」

近ごろ、急速に広まっているのが「PayPay」「LINE Pay」などのQRコード決済です。消費者が持つスマホ側に表示されたコードを店側に読み取ってもらう方法と、店側のコードを消費者側のスマホで読み取る方法の2種があり、支払いのタイミングは各社サービスによってさまざまです。スマホひとつで買い物できるのが魅力ですが、バッテリーが切れてしまうと使えないのが難点です。

マイナポイントでお得にキャッシュレス化を進めよう

マイナポイント事業がはじまるのを機に、身の回りのキャッシュレス化をより一層、進めてみてはどうでしょうか。お得に買い物ができるほか、支払い履歴が全てデータとして残るので家計の管理がしやすくなるのもキャッシュレス決済のメリットです。収支をしっかりと把握することで、長期的な資産形成にもきっと役立つでしょう。(提供:20代、最高の自己投資メディア UpU

【あなたにオススメ UpU】
【20代で年収1,000万円稼ぐ人インタビュー】人事編
「貯蓄をしたいのなら銀行口座を複数持て」その理由と目的は?
はじめてのデビットカードは4つのポイントでチェック
ローンは怖いと思っている人へ 失敗しないカードローンの選び方
お手軽投資 20代で始める「投信つみたて」