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(画像=PIXTA)

【ミスのケース7】振込依頼人による組戻の依頼を取消で処理してしまった…

こう対処しよう
誤ったまま役席承認を得てしまいそのまま発信してしまった場合は、被仕向店などに速やかに連絡して対処しましょう

振込依頼人の申し出により振込を取り下げる手続きが「組戻」です。組戻の依頼を受けた仕向店(振込依頼を受けて振込電文を発信した側の金融機関店舗)は被仕向店(振込電文を受信した側の金融機関店舗)に振込資金の返却を依頼します。

組戻と同じように、仕向店が被仕向店に振込資金の返却を依頼する電文が「取消」です。取消は仕向店の錯誤により、振込の全内容を取り消す電文です。

使い分けを正しく理解していないことで、「組戻」電文で処理すべきところを誤って「取消」電文で処理するといったミスが発生するものと考えられます。

振込依頼人からの申し出による組戻には、申し出時に「組戻依頼書」を徴求することになります。先ずは口頭で申し出を受けるのが一般的ですが、その後必ず組戻依頼書の提出を求め、受理したうえで電文処理をすることでミスを防ぐことができます。

一方、取消の場合は振込依頼人からの申し出によらず、仕向店側の錯誤等の都合によるものですので、振込依頼人から組戻依頼書を徴求することがありません。

また、組戻は取扱頻度が少ない事務の1種でもあります。遅くても電文発信前にミスを見つけて訂正できるように、電文内容等について説明を加え、役席へ承認請求するとよいでしょう。

役席の電文確認前にミスに気付くのが理想的