
(画像=PIXTA)
新人テラーの皆さんは、新しい仕事を覚えるときに、どんな工夫をしていますか。先輩テラーの皆さんに聞いた役立つメモの取り方をいくつか紹介しましょう。業務の効率化、ミス防止、そして自身のスキルアップにも役立ちます。
①ミスの記録を取る(図表1)

(画像=バンクビジネス)
新人のみなさんにまずやってほしいのは、「ミスの記録を取る」ということです。
新人の間は、たくさんミスをします。ミスはしないほうがいいですが、ミスをしたからこそ学べるのが、ミスのリカバリーの方法です。
金融機関では、事務処理のミスの修正や取消の方法も規定で決まっています。焦らず、落ち着いて処理しましょう。
そして滅多にない処理だからこそ、しっかり記録を取っておきましょう。その際、「なぜミスが起こったのか」の原因と改善ポイントなども記録しておくと、今後のミス防止に大いに役立ちます。
取消のオペレーションをするときは、画面のハードコピーを取ります。送信の前に画面のハードコピーを取っておき、ノートに貼り付けるなどしてファイルします。オペレーションによって、入力個所が違っていたり、何かとクセがあるものです。手書きで注意事項を書き込んだりして、後で見てすぐわかるように整理しましょう。
後処理をした伝票のコピーも一緒にファイルして、注意事項や記入個所などを書き込んでおきます。
ファイルしたものを見やすいように、「関連ごとにまとめる」「インデックスをつける」など、検索性も高めておきましょう。
伝票のコピーは、念のため個人情報をマスキングするなど配慮し、支店の外へは絶対に持ち出さないように注意してください。
2度と見ないに越したことがない記録ですが、皆さんが先輩になったとき、後輩指導のときにもきっと役立つでしょう。