
(画像=PIXTA)
- ⑤倉庫・運送業
小売業や製造業などの動向により需要が大きく変動し業績も変化
新型コロナで、倉庫・運送業はどんな影響を受けたのか見ていこう。
①倉庫業界
新型コロナの影響で(EC=電子商取引)が好調に推移している。これに伴って倉庫業でも、日用品・飲料の保管や荷役の取扱いが増加している。
ただし、発注が急増した一部の日用品は、倉庫からの出荷作業が追いつかず遅滞が発生した。例えば手洗い洗剤、マスク、紙類、カップラーメン、納豆、ヨーグルト、消毒剤、医薬品などに一部遅滞が発生したという。
また、実質的に不特定多数の人の流入がある物流センターでは、従業員の感染リスクを防ぐための対策が重要となっている。海外では配送センターが新型コロナのクラスター発生箇所になった。
今後は、従業員の感染防止に向けて、倉庫内の商品の在庫管理や店頭在庫補充の自動化やドローンの活用等が進む可能性がある。こうした製品を手がける製造業やシステム会社には恩恵が及ぶことになりそうだ。