コロナ危機
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新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、金融マーケットは激しい変動を続けている。ここでは、日本株、米国株、欧州株、新興国株、為替、原油のそれぞれのマーケットについて、この間どのような動きを示してきたか、また、今後をどう展望したらいいのかを解説する。

新興国株(MECI BRICs指数)

新興国株は米国の利下げや米中通商協議の進展を受けて春先まで上昇していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて相場は急落した。世界景気の失速を受けた商品市況の低迷や資金流出の加速が、新興国株の下落に拍車を掛けた。

日米欧の主要中銀が大規模な追加緩和を実施したことで新興国株も持ち直したが、各国の感染状況はまだら模様であり、特にブラジルなど中南米諸国では感染拡大が深刻な状況が続いている。

先行きの新興国株は上昇テンポが鈍い展開となるだろう。主要国の大規模金融緩和で生まれたマネーの流入が追い風となる。反面、新興国には医療体制の問題などからコロナウイルスの感染拡大が深刻な国が多く、先進国よりも収束に時間を要すると考えられる。

また世界景気の回復も緩やかとなることから、商品市況の力強い上昇も見込みにくい。これらの要因が相場の上値を抑えそうだ。

コロナ危機
(画像=ファイナンシャルアドバイザー)

為替相場