確定拠出年金の運用期間が5年を切っているお客様
(画像=Andrey Popov /stock.adobe.com)
4.確定拠出年金の運用期間が5年を切っているお客様
利益確定を優先し、大きな損失を避けて運用を継続できるリバランスを提案

確定拠出年金の運用メリットは、大きく2つに分けられる。

ひとつは、掛け金が全額所得控除の対象になること。もうひとつは運用益が非課税になることである。

運用期間が十分にあるお客様であれば、掛け金が全額所得控除になるメリットを得ながら、割安な投資対象を選び、割高になってきたら利益確定を行って、改めて割安な投資対象へ乗り換えるなどリバランスを行う助言が、運用効率をさらに高めるのに有効だ。

しかし、運用できる期間が5年を切っていて残りの運用期間が十分にないお客様の場合は、投資環境が高値圏だと判断したときは、今後の期待利益は求めず、利益確定を優先し、どうしたら大きな損失を避けて運用を継続できるかに留意したリバランスの提案が有効になる。

収束に数年かかるとも言われるコロナ禍のもとでの今後の投資環境を考えると、もし元本が大きく値下がりして毀損してしまう事態に陥ってしまったら、残りの運用期間で損失部分をカバーするのが難しいケースもあり得るからだ。

残りの運用期間を考えた助言が必要