コロナショックを受けて
(画像=peshkova /stock.adobe.com)

コロナショックにより激しく揺れ動くマーケット。こうした市場激動期にも安定した成績を残す投信は存在するのか。過去10年程度のデータをもとに市場変動に強い投信を探してみた。

予断を許さない市場動向の中で

株式市場が暴落すると、少なからぬ投資家が不安と恐怖を感じて投資資金を引き出してしまったり、積立をやめてしまったりする。

暴落の影響が表われるのは含み損としての数字で、引き出さない限り実際に損失にはならないのだが、「このまま保有しているともっと下落してしまうかもしれない」という恐怖に駆り立てられて解約してしまうのだ。

新型コロナウイルスがグローバルに拡大する中、今年の3月中盤には世界各国で一日に10%を超えるような株式市場の下落が起こり、投資家の市場への不安を示す恐怖指数は85 ・47まで跳ね上がった(同指数の世界金融危機時の記録は89・53)。

もっとも、今回は各国とも財政出動など危機回避のための政策対応が早かったこともあり、これまでのところ想定以上に速いスピードで市場は回復を見せている。

日本の投資信託も3月から5月までは資金が純流入しており、リーマンショック後の金融危機のときと比べて顧客の行動は落ち着いているようにも見える。