
(画像=sand555 /stock.adobe.com)
“浄財”を使う契約について檀家総代を納得させる提案を
1.マーケットの概要
生命保険で高額契約者というと、中小法人、医師、不動産所有者が挙げられ、積極的な提案が行われているが、同様に高額契約が見込める宗教法人への提案活動は意外なほど行われていない。
伝統仏教寺院については、一部の生命保険会社が、専用冊子を作成したり、府県仏教会の指定生命保険会社と刷り込んだ名刺を使ってアプローチしているが、それに怯む必要はない。彼らに過去の提案実績から得たノウハウがあることは確かだが、提案内容が大きく異なるわけではないし、保険料が特段安いわけでもない。もちろん、寺院がそうした保険会社への加入をどこかから強制されるわけでもないのだ。
伝統仏教寺院は、地域の相談役的存在になっており、また宗教家であることから、人に会うことを厭わない。たとえそれがセールスであろうとも、居留守を使われることはまずない。伝統仏教寺院を中心に、積極的な提案を行いたい。