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問題事例2自社グループの商品を薦めるためお客様の投資目的を変更

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解説
提案に運用会社は関係なく投資目的を適切に把握し商品を案内
本マンガの問題点は、大きく2つある。
1つは、自行庫のグループ会社が取り扱うファンドを優先的に提案したいと考えている点だ。投資信託の提案では自行庫の収益よりもお客様の利益が優先である。そのためにはお客様の投資目的やポートフォリオに合ったファンドを案内する必要があり、「グループ会社のファンドだから提案する」ということはあってはならない。
仮にお客様のニーズに最もふさわしいファンドが自行庫のグループ会社のファンドであったのなら、「こちらのファンドは当行のグループ会社のファンドではありますが、ご案内したのは、○○という理由からです」という説明まで必要となるだろう。