テラー
(画像=PIXTA)

かつては典型的な定年年齢であった60歳。しかし、この年齢で完全リタイアする人は本当に少なくなっているようです。

国も65歳までの定年引上げ・65歳までの継続雇用制度の導入・定年廃止を内容とする措置のいずれかを講ずることを企業に義務付けており、高齢で働き続ける人の増加が見込まれます。そのような中、定年を迎えようとする人たちの大きな関心事の1つが、在職老齢年金という制度です。

これは60歳以降も働き続け、厚生年金の被保険者である場合に、受給する老齢厚生年金額と会社からの報酬に応じて年金額が調整(減額)される仕組みです。

定年退職が近付くと、先輩方にアドバイスを求める人が多いようです。体験に基づく先輩方の助言は有用な場合も少なくないようですが、あくまでも個別ケースについてのものですので、すべての人にそのまま当てはまるとは限りません。そこで、制度の概要をコンパクトにまとめ、それぞれのお客様にどう適用されるかのヒントを伝えてあげることは、大いに意義のあることと思われます。

物事が順調満帆であるときは、人は他人のアドバイスに耳を傾けようとはしませんが、何か変化が起きたときや経験したことのないことが目の前に迫ったときには、だれかのアドバイスを求めたくなるものです。

定年退職が近付いたときなどが、その「変化のとき」の典型といえます。そうしたときに、例えばこの在職老齢年金に関わる情報は、タイムリーな情報として喜ばれ、以後の取引を深めるために役立つのではないでしょうか。

適用される年齢層により2種のルールがある