実現
(画像=PIXTA)

2. 「適合性原則の徹底」をどう実現するか
定性的情報もきちんと確認し商品の投資比率も踏まえ提案

報告書では、「不適当・不誠実な行為をより効果的に抑制していくためには、まず適合性原則の内容の明確化を図ることが重要である」と書かれている。

そしてこれを実現するために「金融商品・サービスの内容を適切に把握すること、顧客の属性・取引目的を的確に把握すること、金融商品・サービスの内容が顧客の属性・取引目的に適合することの合理的根拠を持つことが求められる」とある。

これを踏まえ、販売担当者には、㋐お客様の属性等を理解する、㋑お客様のニーズと商品が合致する、㋒自行庫の取扱商品を理解する──という基本を求めたい。何か特別な知識や考え方を身につける必要はなく、そのような基本的な事項を徹底することが重要となるわけだ。

忙しい日常業務の中でそれをどう実現していくか──以下では「余剰資産を運用したい60歳のお客様」という事例を挙げて、お客様の適合性をどう判断していけばよいか解説する。

定量的情報だけでなく定性的情報も確認